ニンニク 葉の食べ方
紫々丸、島ニンニク、ホワイト六片を葉ニンニク用に育てています
ニンニクから伸びた葉を刈り取ったものを、
ニンニクの葉、あるいは葉ニンニクやニンニク葉と呼びます。
季節限定の野菜として、旬の時期にスーパーや直売所などで並びます。
地域によっては、欠かせない食材となっていることもあるようです。
そんなニンニクの葉ですが、あまり馴染みのない方にとっては、
どのように食べて良いものやら見当がつかないことがあります。
また、たくさん手に入ったのは良いけれど、
消費するほどレパートリーがないという場合は、ちょっと困りますよね。
ニンニクの葉は様々な料理に使うことができます。
色々な料理を試してみて、ぜひニンニクの葉のおいしさを堪能してください。
[ニンニク 葉の食べ方]
■ニンニク 葉の食べ方
ニンニクの葉は、ニンニクに似た香りがあるスタミナ野菜です。
あまりメジャーな野菜ではないためか、いざ料理に使う時になると、
どういう料理に使って良いのか迷う方も多いようです。
基本的には、どのような調理法にも合うので、色々と試してみてください。
ただし、ニンニクと同様に独特の臭いがやや残るので、
食べる日は注意してください。
・和え物
ニンニクの葉をさっと茹でるか、レンジでしんなりするまで加熱したものを、
和え物に使うことができます。
食べやすい長さに切ったニンニクの葉に、
ドレッシングを混ぜるだけでもおいしい和え物になります。
他にも、酢味噌や辛みの効いた中華風のタレなどと混ぜてもおいしいです。
洋風、和風、中華、韓国風などなど、どのような風味の味付けであっても、
合わせやすいのが、ニンニクの葉の良いところです。
ニンニクの葉(葉ニンニク)をよく食べる高知県では、
酢味噌を和えてぬたにすることが多いようです。
汁物やラーメンに、入れると、旨みが増し元気になります
・汁物
ニンニクの葉は、スープや味噌汁などの汁物にも使えます。
汁物に使う時は、同じ材料でもスープをかえるだけで雰囲気が変わります。
和風だしに醤油やみりんで調味すればすまし汁に、
味噌を入れれば味噌汁になります。
鶏ガラスープなら中華風に、コンソメなら洋風に変身します。
刻んだニンニクの葉をスープで煮て、
卵でとじるだけでもとてもおいしい汁物になります。
にんにくの葉に強い香りとパンチがあるので、
具沢山にして食べるスープにしてもおいしそうです。
ニラと同じような調理法が合います
・炒め物
にんにくの葉を使った料理の代表的なものといえば、炒め物があります。
にんにくの葉は、ニラと似たような使い方ができるため、
食べやすい長さに切ったにんにくの葉を、野菜炒めなどに使うことができます。
レバニラならぬ、レバにんにくの葉なんてものもできます。
卵と炒めただけでも、淡泊なはずの卵にパンチのある、
ニンニクの葉の風味が加わって、きちんとしたおかずや酒の肴になります。
・焼き物
ニラやネギの代わりににんにくの葉を使うことで、お好み焼きなどの焼き物に使うこともできます。
お好み焼きよりも薄い生地で作れば、チヂミ風にすることもできます。
ネギよりも風味が強いので、食べれば元気になれそうです。
鍋物にシャキッとして風味もおいしいです
・鍋物
焼き物と同じく、ネギやニラと同じ要領で、鍋物の具として使えます。
すき焼きにして食べるのが定番のようですが、
さらにちゃんこやモツ鍋などに入れてもおいしくいただけます。
味噌や醤油味だけでなく、
人気のレモン鍋やトマト鍋、カレー鍋などに入れてもおいしいです。
・保存食
ニンニクの葉は、玉ニンニクと違って日持ちがあまりしません。
どちらかというとニラやネギのような生鮮食品と同じ扱いをするので、
大量にある時は早めに消費する必要があります。
けれど、鍋や炒め物に使っても、大量のニンニクの葉を消費するのは、難しいです。
そんな時は、刻んだにんにくの葉を醤油に漬け込んで作る、保存食がお勧めです。
漬け汁はお好みですが、
醤油・砂糖・酒・酢などを使った漬け汁が一般的に人気があります。
ピリッとした辛みをつけるなら、トウガラシを一緒に漬けても良いでしょう。
細かく刻んで漬ければ、ご飯のおともにすることができますし、
少し大きめに切れば、炒め物やスープの具として使うこともできます。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培