ニンニク 葉が赤い

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ニンニク 葉が赤い原因は?

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ニンニクを育てていると、葉が赤や赤紫になることがあります

 

普段見慣れない状態になっていると、とても心配になりますが、
ニンニクの葉が赤い色になっている時は、どうすれば良いのでしょうか。

また、その原因をご紹介していきます。

 

 

[ニンニク 葉が赤い原因は?]

 

 

■ニンニク 葉が赤い原因は

 

ニンニクの葉が赤くなっているのを見つけた時、
慣れていないと慌ててしまいますが、落ち着きましょう。

 

実はニンニクの葉は、葉が傷んだり枯れたりするようなことが起こると、
赤や赤紫に変色することがあるのです。

 

葉が枯れる原因は様々で、原因が何か特定するためによく観察する必要があります。

 

また、ニンニクを育てている土の酸度により、葉が赤や赤紫になることがあります。
ニンニクは中性に近い酸度を好む植物です。

 

土の酸度が極端に酸性に傾いていると、葉の色が赤や赤紫になるだけでなく、
生育不良も引き起こすことがあります。

 

家庭菜園を始めて間もない土や、
長年植物を育てているのに酸度調整をしていない場所などは、
栽培前に苦土石灰など、酸性に傾いた土を中性にする資材を加えるようにします。

 

ただし、苦土石灰を多量に加えると、
今度はアルカリ性に傾きすぎてしまうこととなるので、量には注意します。

 

土の酸度が分からないという場合は、簡易的な酸度計を使うのも良いでしょう。

 

 

寒さで赤くなっていると思われるニンニク

 

 

■葉枯れ症状の原因

 

ニンニクはとても丈夫な植物ではありますが、葉が傷んだり枯れたりする、
葉枯れ症状が比較的出やすい植物でもあります。

 

葉枯れ症状が出たとしても、軽微ではれば問題ない場合も多いですし、

原因によっては特に気にしなくても良い場合があります。

 

ニンニクの葉が赤や赤紫に変色しているのを見つけたら、
何が原因かを特定しましょう。

 

・霜や寒さに当たった
ニンニクの栽培時期は、秋~初夏です。
どの地域で育てる場合であっても、寒い冬を越すこととなります。

 

地域によっては、雪が積もったり土が凍ったりしやすいことがあります。
霜、土の凍結、また雪が積もったり冷たい風が当たるような状況が続くと、
ニンニクは冷害を受けて葉枯れ症状が出やすくなります。

 

霜や寒さによる変色の場合、ある程度であれば特に問題ありません。
春になって気温が上がってくると、また元気な葉が出てきて生長を続けます。

 

問題なのは、葉全体が変色しているような、強い冷害を受けている場合です。
ニンニクが寒さに強いといっても、やはり限度はあります。

 

寒風が当たりやすく、しかも日照時間が短いような場所だと、
霜が降りたり土が凍ったりした後に、なかなか地温が上がりません。

 

地温が上がらなければ、凍った土がとけにくくなり、
寒さに強いニンニクも徐々に弱っていきます。

 

寒い地域で栽培するのであれば、黒マルチを利用するのがお勧めです。
風通しが良すぎる場所は、風を遮るように、
防風ネットなどを設置するのもお勧めです。

 

また、日当たりの良い場所で育てることも大切です。
冬の間、ニンニクはあまり生長しませんが、
地温を下げ過ぎないためにも、日当たりは必要です。

 

・肥料不足
ニンニク栽培では、肥料が必要となります。
この肥料が足りていない場合も、葉の色が赤や赤紫になり、葉枯れ症状が出ます。

 

葉の肥料というと窒素を思い浮かべる方も多いでしょうが、
この場合は、窒素が原因でない場合が多いです。

 

窒素が足りない状態であれば、葉全体の色が薄くなることが多く、
赤っぽく変色することはあまりありません。

 

むしろリン酸が少ない場合に、
こういった赤や赤紫の変色や葉枯れ症状が出やすくなる傾向にあります。

 

勘違いして窒素を多量に与えると、
今度は軟弱に育って別の病気にかかりやすくなることがあるので、要注意です。

 

ニンニク栽培では、窒素・リン酸・カリが同等のものがお勧めです。
あるいは、リン酸が少し多めのものを選ぶと良いでしょう。

 

 

害虫被害による傷みの可能性もあります

 

 

・病気
ニンニクがかかる可能性のある病気の中には、
葉枯れ症状が出るものがいくつかあります。

 

さび病春腐病乾腐病葉枯病などがあります。
病気によって、発生しやすい時期が異なるので、
できる限りの予防策はとっておいた方が良いでしょう。

 

いずれの病気も、栽培環境が悪いと発生しやすいので、
水はけと水もちの良い、清潔な土で育てるのが基本となります。

 

また、日当たりと風通しの良い場所を選び、
蔓延しないようにしておくのも大切です。

万が一発生した場合は、登録のある薬剤を使います。

 

病気の中には、治療が難しく、
発見したらすぐに抜いて処分した方が良いものもあるので、
こまめに見回りをして、初期に発見できるようにしておきましょう。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培



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ニンニク栽培 Q&A

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