ニンニク 種球 作り方

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ニンニク 種球 作り方

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ニンニク栽培では、良い種球を選び植え付けることが大切です(下の鱗片が大きく質が良いもの)

 

 

ニンニク種球は、ホームセンターやインターネットなどで購入できますが、
栽培するエリアが広い場合などは、大量の種球が必要となります。
そうなると、たくさんの種球を購入する必要が出るため、コスト高になります。

 

できるだけコストを下げるためにも、自分で種球を育てるという方は多いようです。

ニンニクの種球の作り方をまとめてみましたので、

種球作りからチャレンジしてみたい方は、参考にしてください。

 

 

[ニンニク 種球 作り方]

 

 

■ニンニク 種球 作り方

 

ニンニクの種球を自分で作る時は、何といっても健全に育てることが最優先となります。

また、次作の種球として使えるようにするためには、鱗片を十分に肥らせ、
種球として優秀な状態を作ることも大切です。

 

種球の作り方とともに、作る時のポイントもご紹介します。

 

・種球の種球
種球を作る時にも、最初の種球が必要になります。
この種球の種球を選ぶ作業は、とても重要なポイントとなります。

 

まず、種球は病害虫の兆候がなく、重量が重いものを選びます。

 

ウィルス病などの病気は、種子感染をするため、すでに感染していて、
しかも症状が強く出ている株では、植え付け後も症状が激しく出てしまい、
収量に大きく影響します。

 

できれば、ウィルスフリーの種球を選んだ方が良いですが、
一般的に市販されている種球の中から、ウィルスフリーのものを選ぶのは至難の業です。

 

特定の施設で研究が進んでいるところですが、
一般販売による入手はまだ難しいようです。

 

ニンニクは、植え付けた鱗片が大きいほど、
収穫できる球の大きさが大きくなるといわれています。

 

つまり、大きな鱗片を選んで育てれば、それだけ大きな鱗片のニンニクを収穫でき、
次作の種球としても十分なサイズを維持できるということになります。

 

品種にもよりますが、だいたい1つの鱗片が7g以上のものであれば、
球の肥大に十分なポテンシャルを持っているといえます。

 

ばらす前の段階で選ぶのはもちろん、鱗片ごとにばらした後も、
重量や病害虫の有無によって、必ず選別を行いましょう。

 

 

良質の種球を選び、その中からさらに良い種球を選びましょう

 

 

・種球の種球の消毒
健全な種球を選んだのであれば、できる限り健全なまま育てて、
次作の種球に使えるようにしたいものです。

 

ニンニクはとても丈夫な植物で、少々のことであれば、
収穫まではたどり着けることができます。

 

けれど、病害虫などの被害にあうことによって、球の肥大が不十分になるなど、
次作の種球としては使えなくなることがあります。

 

種球を消毒する際は、薬剤の準備などが必要になります。
手順に沿って、正しい用法と用量で消毒を行いましょう。

こちらも参考にしてください。

>>ニンニク 種球の消毒

 

 

ジャンボニンニク、あまり良くない種球です、次の種球候補からは外しました

 

 

・栽培地の消毒
いくら健全な種球を選んで消毒をしていても、土の状態が悪ければ、
ニンニクは病害虫の被害にあいやすくなります。

 

まずは、栽培する場所の土を消毒し、
ニンニク栽培で被害を出しそうな害虫や病気の菌を減らしておきます。

 

消毒方法としては、太陽光を使った熱消毒や、薬剤を使った消毒があります。
詳しいやり方は、こちらを参考にしてください。

>>ニンニク 土壌消毒

 

また、水はけの悪い土も、病気を助長することがあります。
ニンニクに最適な、肥沃で水はけの良い土質を目指して、土壌改良も行いましょう。

 

・植え付けから収穫まで
種球の種球の準備と、栽培地の準備ができたら、いよいよ植え付けです。
適期を逃さないよう、時期をみはからって植え付けを行います。

 

植え付け後、水やりや追肥の管理としては、食用とするニンニクの栽培と同じです。

 

・病害虫の防除
栽培中の基本的な管理は、食用のニンニク栽培と同じです。
種球栽培で最も重要なのが、病害虫の防除です。

 

健全な種球選別や土壌と種球の消毒を行っていても、
栽培中に病害虫の被害を受けることはあります。

 

目の細かい防虫ネットの使用はもちろん、
極力被害を減らすために、時には薬剤の使用も検討が必要です。

 

・収穫後の乾燥と選別
いよいよ収穫の時期がくると、食用か種球用かに限らず、ドキドキわくわくします。
適期の見極めを行い、十分に球が肥ってから収穫を行いましょう。

 

ただし、肥らせすぎには注意します。
球を肥らせすぎると、球割れの症状が出て、
病害虫を含んだ泥が内部に入り込むことがあります。

 

収穫する日は、できれば数日間晴れが続き、土が乾燥している時がお勧めです。
土が湿っていると、泥が球の表面に付着し、病害虫の危険性が高まるためです。

 

収穫をした後は、畑で軽く乾燥させた後、表皮を一枚めくって土を落とし、
貯蔵性を高めるための乾燥に入ります。

 

この時、目視できる分の選別を行います。
明らかに病害虫の被害がでているものはよけておき、食用にするか処分するかして、
別の場所で乾燥・貯蔵します。

 

・貯蔵
種球用のニンニクは、貯蔵中も油断できません。
貯蔵中は風通しの良い場所に吊るす、あるいはカゴ状のコンテナに入れて保管します。
冷蔵施設がある場合は、低温での保存を行うと良いでしょう。

 

けれど、いくら注意して貯蔵していても、何かしらのトラブルが起こる可能性があります。
次の栽培が始まる時には、また必ず選別を行い、
健全な種球を使って栽培を行いましょう。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培



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