ニンニク 洗った 苦い

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ニンニク 洗ったら苦い?

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ニンニクは、水洗いすると保存しにくいです

 

 

Q:ニンニクを収穫し、乾燥させる前に水洗いをしました。

洗ったものをすぐに食べてみたのですが、辛味や甘味はほとんどなく、
代わりに苦みやえぐみを強く感じました。

 

このニンニクの苦みは水洗いのせいなのでしょうか。
水洗いをせずに乾燥させることに意味があるのですか?

 

A:苦みは肥料、水洗いは保存期間に関係します。

 

 

[ニンニク 洗った 苦い]

 

 

ニンニクは収穫後、長く保存できます。
ただ、できるだけ長く保存し、かつ状態良く保つためには、乾燥が不可欠です。

 

収穫後に1日以上天日干ししたり、根や茎を切ったりといった作業が必要になりますが、
この時に水洗いするのは禁物です。

 

表面に土がついていて気になるかもしれませんが、ニンニクには数枚の薄皮があります。

 

表面の一枚をはぐことで、表面についている土汚れはほとんど取り除けますので、
水洗いの必要は本来ありません。

 

少し気になる部分があっても、手ではらうだけにするのがお勧めです。

水洗いすると、何枚かある皮の隙間に湿気が入り込み、なかなか乾きません。

 

これによって湿気がこもり、カビが発生し、腐敗の原因となります。

 

ただ、水洗いをしたとしても、すぐに消費するのであれば問題ありません。

単純に、保存には向かない状態になる、というだけです。

 

次に苦みやえぐみについてですが、
水洗いをしたからといって食味が変わることはほぼありません。

 

皮と皮の間に湿気が入る可能性は高いですが、
それによってカビや腐敗が起こった結果、腐臭や苦み、えぐみが出ることはありますが、
特に傷んでいないのに食味が変わることはありません。

 

 

ニンニクの理想的な干し方

 

 

おそらく苦みが出ている原因は、追肥にあります。
ニンニクの栽培期間は秋から初夏と長いですが、追肥のタイミングは数回です。

 

もともと丈夫な植物なので、追肥の時にも極端に多く肥料を与えないようにします。
特にチッソが多い状態になると、苦みが出やすいといわれています。

 

もちろん、肥料切れの状態になれば、
生育不良や球の肥大不足などが起こりやすくなるので、
生育期には肥料が切れないように注意します。

 

ただ、無理に多量の肥料を与えたり、必要以上の頻度での追肥は危険です。

 

また、使用する肥料は、チッソ・リン酸・カリの配合率が同じか、
リン酸がやや多めのものがお勧めです。

 

チッソも生育には欠かせませんが、多くなると苦みやえぐみの原因になるだけでなく、
病害虫の被害が出る可能性が高くなります。

 

チッソ過多の状態になると、パッと見は葉が大きく育って色も濃くなるため、
順調に育っているように見えます。

 

けれど、他のニンニクと比べて色があまりにも濃すぎるのは、
チッソが多すぎるサインです。

 

あらかじめチッソ過多にならないよう、施肥計画を練るようにしますが、
もしチッソ過多のサインが出たら、早めに対策しておきましょう。

 

球が肥大する前の時期なら、数日かけて水を多量に流します。
チッソは水に溶けやすいため、多量に水を与えて流すことで、チッソも流亡します。

 

球の肥大期やそれ以降の場合は、反対に水を控えるようにします。
水を多量に与えると、今度は水分過多で不調を招きます。

 

水を控えて乾燥気味にすることで、チッソが溶けにくくなり、肥効が弱まります。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培



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ニンニク栽培 Q&A

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