ニンニク 初心者もOK 育て方のコツ
ニンニクは、初心者の方でも育てやすい野菜です、
美味な良質のニンニクを収穫できるようコツをまとめました
[ニンニク 初心者もOK 育て方のコツ]
■ニンニク 初心者もOK 育て方のコツ
1. 品種選び
スーパーで買う時にはあまり気にしませんが、
実はニンニクは暖地向けの品種と寒冷地向けの品種があります。
日本は地域によって、
寒冷地・中間地・暖地に分けられています。
ニンニク栽培では、
育てる環境に合わせた品種を選ぶことがとても大切です。
暖地で寒冷地向けの品種を育てても、
あまり大きくならずに収穫に至ってしまったりします。
ニンニクの種球を購入する時は、
その種球が育てる場所に合っているかを確認します。
種球の入っている袋に、暖地向きや寒冷地向きなどの記載があります。
記載がない場合は、その種球がどの地域で育ったものかを確認します。
育った環境と似た地域であれば、品種が不明であったり、
暖地向けなどの記載がなくても問題ありません。
2. 土作り
初心者の方にとって、土作りは家庭菜園作業の中でも、
難しいと感じることが多いのではないでしょうか。
他の植物同様、ニンニクにとっても土はとても大切です。
おいしいニンニクや大きなニンニクを作るために、
色々と土作りを工夫する方もいますが、
最初は基本を押さえた土作りをして、徐々に応用していきます。
畑で地植えにする場合は、1㎡あたり完熟堆肥を5握り~6握り、
緩効性の化成肥料を大さじ7杯~8杯、苦土石灰を100g加えてよく混ぜます。
最初はこの数値を必ず守って土を作り、
過不足があれば翌年に栽培する時に加減します。
プランター栽培の場合は、
市販されている野菜用の培養土を使うのが一番簡単でおすすめです。
土づくりと肥料は大切です
3. 肥料
ニンニクは秋に植え付けをして、
翌年の初夏に収穫をする、栽培期間の長い野菜です。
けれど、その長い栽培期間の間、
ずっと同じ勢いで生育するわけではありません。
必要な時に肥料の効果が出ている状態が望ましいので、
ニンニクには肥料が効いている時期と、
効いていない時期を作る必要があります。
土作りの時点で、すでに元肥として堆肥や化成肥料が入っているため、
植え付けからしばらくは肥料は不要です。
植え付けから1か月ほどしたら最初の追肥をし、
次に追肥をするのは翌年の2月~3月頃です。
基本の追肥はこの2回のみです。
ニンニク栽培初心者の方は、
様子を見てさらに追肥をすることが難しいかと思います。
とりあえずはこの2回の追肥を忘れないように、
確実に行うことが大切です。
4. トウ立ち
ニンニクはトウ立ちをして花茎を上げることがあります。
すべての品種が花茎を伸ばすわけではありません。
あまり深く悩まず、
花茎が伸びたら早めに折って取り除くようにしましょう。
そのまま放置してしまうと、球の肥りが悪くなってしまいます。
収穫適期を極めます
5. 収穫
ニンニクは栽培期間が長いため、
収穫時期が近づいてくると早く収穫したくてそわそわしてきますね。
けれど、収穫が早すぎると、球が想像よりも肥っておらず、
残念な気持ちになることがあります。
ニンニクの収穫の目安は、葉の色です。
全体の半分以上の葉が黄色くなってきたら、収穫をしてみましょう。
それまでは、収穫したくても、我慢するのが良いです。