ニンニク栽培 用土
[ニンニク栽培 用土]
ニンニクを栽培する時の用土は、
どのようなものが適しているでしょうか。
地植えとプランター栽培の場合に、
ニンニクが元気に育つ用土をご紹介します。
■地植えの場合
地植えにする場合は、ニンニクを植え付ける、
2週間前までに土作りをしておくようにします。
2週間前までに済ませておくことにより、
堆肥や肥料などが土とよく馴染むようになります。
土は20cmほど掘り返し、堆肥や化成肥料、
苦土石灰加えてよく混ぜてから埋め戻して畝を作ります。
地植えの土づくり
・完熟堆肥
ニンニク栽培をする土には、
必ず完熟した堆肥を使うようにします。
未熟な堆肥を使ってしまうと、土に混ぜた後も発酵を続け、
アンモニアガスや二酸化炭素を発生させてしまいます。
それらが発生すると、種球や根が傷んでしまい生育に大きく影響します。
堆肥は必ず完熟のものを使うようにしましょう。
また、堆肥を使うことにより、肥料効果がゆっくりと出ます。
ニンニクは栽培期間が長いため、
長期間緩やかに肥料が効いている方が、生育が良くなります。
使用する量は、1㎡あたり5握り~6握りくらいです。
・緩効性化成肥料
完熟堆肥だけでは不十分な肥料分を、
緩効性の化成肥料で補うようにします。
化成肥料には即効性のあるものと、
ゆっくり効く緩効性のものとがありますが、
必ず緩効性のものを選ぶようにしてください。
使用する量は、1㎡あたり大さじ7杯~8杯です。
・苦土石灰
ニンニクは酸性の土壌を嫌うと言われています。
苦土石灰を土に混ぜ込むことで、
酸性に傾いている土を中和することができます。
ニンニク栽培に適した酸度はpH6.0~pH6.5です。
使用する量は、1㎡あたり100gくらいです。
■プランター栽培の場合
プランターや鉢を使ってニンニクを栽培する場合、
地植えと違って市販の培養土を使うことができます。
ホームセンターや園芸店、インターネットで販売されている、
野菜用、あるいは園芸用の培養土を使えば、
容器に入れてそのまま使うことができるので便利です。
培養土の中には、ごくまれにpHの調整がされていないものや、
水はけの悪いもの、元肥の入っていないものなどがあるので、
購入する時に注意しましょう。
購入した後で気づいた場合は、苦土石灰を加えたり、
腐葉土を加えたりして土の状態を調整しましょう。
元肥が入っていない場合は、
緩効性の化成肥料を元肥として加えておくようにしましょう。
用土を自作する場合は、赤玉土小粒(黒土でもOK)を7割、
腐葉土を3割入れ、規定量の緩効性化成肥料を加えます。
ニンニク栽培用の肥料も販売されているので、
どのくらいの効果があるか試してみるのも面白いです。