ニンニク 賞味期限
ニンニクが安かったので大量に買ったり、
栽培したニンニクがたくさん収穫できたりすると、
気になるのがいつまでに食べれば良いか、ですよね
最近では、様々な食品に賞味期限や消費期限が設けられています。
ニンニクの賞味期限やその見分け方をご紹介していきます。
[ニンニク 賞味期限]
■ニンニクの賞味期限
ニンニクには、実は明確な賞味期限が設けられていません。
上手に保存していれば、1年以上もつこともあります。
では、どのように保存していても良いかというと、そうではありません。
ニンニクにも、傷みやすい環境があります。
傷みやすい環境に置けば、早ければ数日でダメになってしまうこともあるほどです。
ニンニクの状態や季節によっても、保存方法に合う合わないがあるので、確認しておきましょう。
■保存方法による賞味期限の目安
ニンニクに賞味期限はありませんが、保存方法や季節による賞味期限の目安をご紹介します。
賞味期限となる期間を過ぎたからといって、
すぐに傷んでしまうわけではありませんが、目安として覚えておくと便利です。
風通しの良い涼しい場所なら、1ヶ月は保存できます
・そのまま
皮付きのニンニクを丸ごと購入してきた場合の賞味期限です。
丸ごとそのまま保存しておいた方が、長く保存できますが、
1かけや2かけ使ったものでも、同じように保存することができます。
その場合、丸ごとよりも少し保存期間が短くなるので注意します。
1. 常温
常温で保存する時は、必ず風通しの良い日陰に置くようにします。
ニンニクは湿気や空気がこもった環境が苦手です。
また、明るい場所に置いていると、すぐに芽が出てしまうので要注意です。
風通しの良い涼しい場所なら、1ヶ月は保存が可能です。
ネットなど、風通しの良いものに入れて吊るしておけば、半年ほどもつこともあります。
2. 冷蔵庫
日陰や風通しの良い吊るしておける場所がない場合、冷蔵庫の野菜室での保存が可能です。
特に暑い夏などは、涼しい冷蔵庫内の方が保存しやすいのでお勧めです。
保存する時は、新聞紙などにくるみ、余計な湿気や冷気が当たらないようにしておきましょう。
保存の目安は、2週間～1ヶ月くらいです。
3. 冷凍庫
冷凍庫で保存する場合は、丸ごとの保存は向きません。
皮を剥いて冷凍保存する場合を参照してください。
皮を剥いたら、できるだけ早く使いましょう
・皮を剥いて
鱗片ごとにばらした後、皮を剥いた状態で保存することができます。
丸ごと保存するよりも、賞味期限が短くなります。
1. 常温
中の鱗片を保護するための皮がない状態なので、常温保存は向きません。
冬の寒い時期であれば、ビニールなどの保存袋に入れて、
常温に置いておくこともできますが、あまりお勧めはできません。
2. 冷蔵庫
冷蔵庫の野菜室で保存する場合は、タッパーや保存袋などに皮を剥いたニンニクを入れておきます。
時期やニンニクの状態により、賞味期限は1週間～1ヶ月と幅が出てきます。
できるだけ早めに使い切った方が無難です。
3. 冷凍庫
冷蔵庫で保存する時と同じように、タッパーや保存袋に入れて、冷凍庫に入れておきます。
賞味期限は、2週間～3ヶ月ほどです。
冷凍では傷むことがあまりありませんが、時間が経つほど風味が薄くなります。
ニンニクのすりおろしは、使い切ったほうがおいしいです
・みじん切り、スライス
すぐに料理に使えるよう、スライスやみじん切りにしておくと便利ですよね。
けれど、切ってしまうとその分酸化が進みやすくなったり、風味が落ちやすくなるので、賞味期限が短くなります。
1. 常温
基本的には常温での保存はできません。
冷蔵や冷凍ができない場合は、その日のうちに使い切った方が無難です。
2. 冷蔵庫
冷蔵庫で保存はできますが、必ずラップやタッパーなど、空気を遮断する容器に入れておくようにします。
また、冷蔵庫に入れていても、長くはもちません。
風味が落ちない数日のうちに使い切るようにします。
3. 冷凍庫
たくさんニンニクがある時は、まとめて切ってから保存袋やラップに包んで冷凍庫に入れておきます。
1回ぶんずつに小分けしておくと、使う時に便利です。
賞味期限は、冷蔵よりも長いですが、冷凍していても風味が落ちやすいので、
2週間～1ヶ月のうちに使い切るようにするのがお勧めです。
・すりおろし
すりおろしたニンニクは、スライスしたニンニクに比べると、
さらに風味が飛びやすく、傷みやすくなるので、いずれの保存方法でも賞味期限は短めです。
1. 常温
常温で保存することはできません。
冷蔵庫や冷蔵庫に入れられない場合は、その日のうちに消費してしまいましょう。
2. 冷蔵庫
冷蔵庫に入れておく場合でも、その日のうちか数日のうちに使い切るようにします。
冷蔵庫に入れておくことで、傷むのは防ぐことができますが、風味がすぐに飛んでしまいます。
3. 冷凍庫
冷蔵庫に入れておく場合は、1週間～2週間ほどで使い切ると、風味が保たれています。
保存する場合は、密閉できる袋や容器に入れておきましょう。
保存していても、時々、様子を見るのが良いです
■傷んでるサイン
賞味期限よりも短い期間でも、傷んでしまうことがあります。
傷んだニンニクを誤って食べてしまってはいけないので、傷んでいるサインを覚えておきましょう。
もし傷んだものを見つけた場合は、すぐに処分します。
1. 変色している
濃い黄色や茶色く変色しているものは、すでに傷んでいます。
変色している部分を取り除いて使うこともできますが、処分した方が無難です。
緑色になっている場合は、他にカビや腐臭などがしなければ食べることができます。
2. 嫌な臭いがする
ニンニク特有の香りとは違う、酸っぱい臭いや腐臭がする場合は傷んでいます。
3. 触るとぶよぶよと柔らかい
皮の上から触っても、ぶよぶよと柔らかい場合は、中が腐っています。
4. 表面がぬるぬるしていたり、糸を引く
表面がぬるついていたり、切った時に糸を引いたりするのは、傷んでいる証拠です。
5. カビがはえている
湿気が高いとカビがはえやすくなります。
黒っぽいカビが多いですが、他の色のカビがはえている場合も処分します。
6. 虫がわいている
ウジなどの虫がわいている場合は、すでに腐っています。
7. 中がスポンジ状やしわになっている
乾いてしわになっていたり、中がスカスカになっているものは食べずに処分しましょう。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培
