ニンニク 冷蔵庫保存
大収穫のニンニク、どのように保存しますか?
Q:ニンニクをたくさん収穫できました。
干して乾燥させた後、カビ防止のために冷蔵庫に保存しています。
しかし冷蔵庫の中がニンニクでいっぱいになり、他のものが入れにくくなっています。
冷蔵庫以外で保存する方法がありますか?
A:ニンニクは常温保存が基本です。
[ニンニク 冷蔵庫保存]
ニンニクは長く保存できるため、たくさん収穫できても安心です。
ただ、保存している環境によっては、カビが発生しやすかったり、
腐敗したりすることもあります。
ニンニクの保存に適している環境は、風通しの良い常温です。
そのため、結んだりネットに入れた状態で吊るすことが多いのです。
反対に、冷蔵庫などの密閉された環境や、冷えすぎる環境は危険です。
冷蔵室か野菜室かによっても変わりますが、
裸で入れていれば乾燥が進んで鱗片がすかすかになったり、
冷えすぎて変色を起こします。
乾燥しないようにビニールに入れていると、今度は湿気がこもってしまい、
カビや腐敗の原因となります。
新ニンニクの場合は、傷みが早いので、
新聞紙にくるんで冷蔵庫で保管という方法もありますが、
この場合は早めに食べきるのが前提となります。
ニンニクは、空気がこもっていない状態であれば、
夏場でも常温で腐ることはほぼありません。
雨や日の当たらない、風通しの良いところで保存しておくだけで、
気温が下がって芽が出てくるまではもちます。
秋までは常温で保存し、それでもまだ残っている場合、
芽が出てくる可能性が高くなるので、秋以降は冷凍保存もお勧めです。
冷凍しておくことで、芽が出る心配もなくなり、保存期間も伸びます。
皮を剥いた状態で冷凍したり、すぐに料理に使えるよう、
刻んだりスライスした状態で冷凍するのも良いでしょう。
他には、ニンニク醤油やニンニク味噌など、
塩分の高い調味料に漬け込む方法もあります。
ある程度の量のニンニクは、一気にこれで消費できます。
ニンニクの風味が移った調味料は、醤油の変わりに料理に使うことで、
いつもと違った風味を楽しめます。
また、調味料の味や香りが移ったニンニクも、食べることができます。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培