ニンニク 一片
ホワイト六片の鱗片、約10g
ニンニクを料理に使う時、またニンニクを育てる時に、
「一片ずつに分ける」という作業が必要になります。
この「一片」とは、どのような状態でどのくらいの重さなのでしょう。
[ニンニク 一片]
■ニンニク 一片とは?
ニンニクに関する「一片」とは、
鱗片ごとに分けた時の鱗片1個分という意味となります。
一般的なニンニクであれば、丸ごとの状態から皮を剥くと、
内部でいくつかの鱗片に分かれています。
鱗片は手で簡単に分けることができるので、
使う分だけ鱗片をもいで、残りは皮が残った状態で保存しておきます。
ニンニク栽培をする場合は、
鱗片ごとに分けたニンニクを一片ずつ植えて育てます。
鱗片に分けずに丸ごとのまま植えてしまうと、
生育スペースが狭すぎるため、うまく育たなくなります。
一片のニンニクが、またニンニク1玉分に育つのですから、生育旺盛な植物です。
ニンニク料理のレシピに「ニンニク一片」や「ニンニク二片」、
と書かれていますが、ニンニク一片とは、具体的にどれくらいなのでしょうか。
沖縄の島ニンニクの鱗片、約5g
・一般的なニンニクの一片
一般的なニンニクに一片とは、鱗片ごとに分けた時の1個分を指します。
ただ、ニンニクの品種によって、鱗片1個の大きさには差があります。
青森県で主に栽培されているホワイト六片の場合は、
1個の鱗片が大きめなのが特徴です。
暖地系のニンニクや、中国産のニンニクの場合は、
鱗片が少し小さめであることが多いです。
どちらのニンニクを使うにしても、基本は鱗片1個を一片とします。
ニンニクも品種によって、味や香り、辛みに違いがあるので、
あとはお好みで加減すると良いでしょう。
プチニンニクは、鱗片がないです C)夜の八百屋さん
・一片ニンニク
ニンニク品種の中でも少し特殊なのが、一片ニンニクです。
一片種ニンニク、プチニンニクと呼ばれていることもあるもので、
小さなタマネギのような形をしていて、皮を剥くと鱗片が1つかありません。
一般のニンニクのように鱗片が分かれていないのです。
見た目は可愛らしいですが、
ニンニクはニンニクなので、もちろん特有の風味はあります。
ただ、一般のニンニク一片に比べると、明らかに大きさや重さ香りの強さが異なるので、
一片ニンニク1個を一般のニンニク一片とするには、少し無理があります。
ニンニクの風味をどれだけ効かせるかは、
個人の好みにもよりますので、量を加減しながら使用する方が良いでしょう。
・すりおろしタイプ
丸ごとのニンニクがなく、
チューブや瓶に入ったすりおろしタイプのニンニクしかない場合、
どれくらいの量が一片分と同等になるのでしょうか。
通常のニンニク一片は、5g~10gほどです。
ニンニク自体の大きさにより、重さは増減します。
ホワイト六片のような一片が大きいものなら10g、
沖縄の島ニンニクなら5g前後が目安となります。
すりおろしタイプのニンニクを使うのであれば、
この重さを基準に計量して使用するのがお勧めです。
計量するための道具がない場合は、瓶入りなら小さじ1弱くらい、
チューブなら2cm~3cmほど出した分が、一片と同じくらいの量になります。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培