ニンニクの芽 国産

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ニンニクの芽 国産

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ニンニクの芽 岐阜県高山市産 C)にんにくのひろ農園

 

 

ニンニクの芽は、ニンニク特有の香りがあり、
味わいがマイルドで辛みが少ないです。

 

しかも緑色が鮮やかで、食感も良いので、
炒め物などに使う方も多いのではないでしょうか。

 

そんなニンニクの芽は、中国からの輸入品が全体の9割を超えています。
国産のニンニクの芽は、販売されていないのでしょうか。

 

 

[ニンニクの芽 国産]

 

 

■ニンニクの芽とは?

 

ニンニクの芽は、ニンニクから出てくる萌芽のことではなく、
栽培中に発生する花茎のことです。

 

ニンニクは5月~6月頃に、長い花茎を伸ばします。
この部分を収穫したものが、ニンニクの芽と呼ばれています。

 

日本でもスーパーの野菜売り場の冷蔵コーナーに置いてあることが多く、
年間を通して流通していて見かけることが多いです。

 

生のまま冷凍もできるので、業務用の食料品を扱うようなお店では、
大量の冷凍ニンニクの芽が販売されていることもあります。

 

 

ニンニクの芽 中国産 C)新鮮畑

 

 

■国産のニンニクの芽

 

スーパーでよく見かけるニンニクの芽を見てみると、
原産国は中国であることがほとんどです。
国産のニンニクの芽を探しても、近所のスーパーではほぼ見つからないでしょう。

 

なぜ国産のニンニクの芽はないのでしょうか。
ニンニクの芽は、ニンニクを栽培する過程で発生するものではあるのですが、
品種によって花茎の長さが異なります。

 

日本で生産されているニンニクの8割ほどが、青森県産です。
この青森県で栽培されているニンニクの品種は、
ホワイト六片と呼ばれているもので、
このホワイト六片は、花茎があまり伸びない品種なのです。

 

稀に長く伸びることもありますが、ほとんどは茎の途中で止まってしまい、
頭の部分だけが少し外に出るくらいで、
とてもニンニクの芽として収穫するほどは伸びません。

 

もちろん、ホワイト六片以外の品種であれば、花茎が伸びる品種はあります。
青森県以外の地域で育てられているニンニクは、
ニンニクの芽が発生するものもあります。

 

ところが、全体の8割を青森県産が占めている状態のため、
発生したニンニクの芽を収穫しても、広く流通させるほどの量はとれません。

 

残念ですが、現状では国産のニンニクの芽を、
年中流通させるほど生産するのは、難しいことのようです。

 

もし、家庭菜園でニンニクを育て、ニンニクの芽も収穫したいならば、
育てる品種を選ぶと良いでしょう。

 

富良野、遠州極早生、上海早生、壱州早生といった品種が、
花茎が発生しやすい品種です。

 

ただし、長く伸びる過程で風などに揺れることにより、
花茎がぐにゃりと曲がることが多いです。

 

販売しているニンニクの芽はまっすぐのものが多いですが、
曲がっていても味は変わらないので美味しく食べられます。

 

農家が収穫した少量のニンニクの芽も、販売はされています。
特に直売所や、スーパーの直産コーナーなど、
農家から直接仕入れている場所では、地場産のニンニクの芽が並ぶこともあります。

 

ニンニクの芽は収穫の時期が5月~6月と限られているので、
国産物であればその時期に限られていることがほとんどです。

 

インターネット販売であれば、
冷凍の国産ニンニクの芽を販売しているお店があるので、
気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培



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