ニンニク 葉が伸びない

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ニンニク 葉が伸びない

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ニンニクは植え付けた後、地面から芽が出てきて、それが伸びて葉となります

 

 

本来であれば、次々と葉が出てくるところですが、
なぜか葉が伸びてこないことがあります。

 

ニンニクの葉が伸びない原因と対策についてご紹介します。

 

 

[ニンニク 葉が伸びない]

 

 

■ニンニク 葉が伸びない原因

 

ニンニクは秋に鱗片を植え付けて、初夏に収穫を迎えるため、
栽培期間が長い野菜とされています。

 

長い栽培期間に、葉が光を受けて光合成し、たっぷりと栄養を溜めこみます。

 

たくさん栄養を作って溜めることによって、玉部分がしっかりと肥るので、
葉が伸びない状態はあまり良いとは言えません。

 

ニンニクの葉が伸びない原因とは、どのようなものがあるのでしょうか。

 

 

ニンニクの植え付けは適期に行いましょう

 

 

・植え付けが早すぎる、遅すぎる
ニンニクは、植え付けてからだいたい1週間~3週間で芽が地上部に伸びてきます。
ところが、鱗片を植え付けたものの、葉の元となる芽が伸びないことがあります。

 

これの原因は、植え付け時期が本来とは違っている場合が多いです。
ニンニクの鱗片を植え付けるのは、10月頃です。

 

これよりも早すぎると、地温が高くなりすぎてしまい、
まだニンニクの休眠が破れず、地上に芽が出てきません。

 

最悪の場合は、地温が高くなって湿気を含むことにより、
地中の鱗片が腐ってしまいます。

 

鱗片が腐ったり傷んでしまえば、その後の健全な生育は見込めません。
反対に、植え付けが遅すぎる場合も、芽が出るには温度が足りず、
地上まで芽が出てくることができなくなります。

 

あるいは、マルチなどを利用している場合、地上に芽は出ても、
地上があまりにも寒すぎるため、芽が伸びてこないこともあります。

 

ニンニクは丈夫な植物ですが、きちんと芽が出て葉が育たなければ、
うまく生育しませんし、良い玉ニンニクを収穫することもできません。

 

・土中の異変
なんとか地上に芽が出たとしても、生育途中で地下の根や鱗片に異変があると、
それ以上は葉が伸びない場合があります。

 

原因として考えられるのは、病気の感染や過湿による根や鱗片の腐敗、
また害虫などによる食害です。

 

根や鱗片に異変があった時には、地上部の葉が伸びないだけでなく、
病斑や葉先の枯れなどの症状も出ることも多いので、よく観察しておきましょう。

 

・病気
ニンニクを栽培中に、病気に感染すると、葉が短い状態になることがあります。
症状としては、短いまま伸びない場合もあれば、
伸びていたものの先端が枯れてきて短くなることもあります。

春腐病やさび病、乾腐病などは、
冬を越えて気温が上がってくる頃に発生に気づくことが多いので、注意します。

 

 

水はけ水もちの良い用土に植え付けます

 

 

■健康な葉を保つには?

 

ニンニクは、長い栽培期間中に葉を失うと、その分作れる養分が減るため、
生育が悪くなり、玉の肥りも悪くなります。

 

できるだけ健全な状態を保つためには、どのような対策があるのでしょうか。

 

・水はけの良い土
病気にかかったり、根腐れや鱗片が傷んだりするのを防ぐためには、
やはり水はけが良い土を使うことがポイントです。

 

水はけの悪い土で育てると、いつも湿った状態になりやすく、根や鱗片が傷みます。
環境によっては、傷んだ根などから菌が侵入して病気にかかることもあります。

 

ただ、水はけの良すぎる土(砂など)も、あまり良くはありません。
ニンニクは根が粗く、水はけの良すぎる土だと、水分や養分を吸うことができません。
水はけと水もちの両方が良い土で育てるのが、理想的です。

 

・適期の植え付け
暑すぎて土の中の鱗片が蒸れて腐ったり、
寒すぎて芽が伸びないといった失敗をなくすためには、
やはり植え付けの適期を守ることが重要です。

 

その年の気候や地域によっては、
適期よりも少し早かったり遅かったりしても、それなりに育つことはあります。

 

けれど、大幅にずれた時期に植え付けると失敗の原因となるので、
できるだけ避けた方が生育が良くなります。

 

・見回りの強化
冬の間は、気温も低く病気などもあまり発生しません。
けれど、少し暖かくなる3月以降は、病気が発生し急速に広がる場合もあります。

 

葉がやたらと短い株を見つけたら、先端から枯れ込んでいたり、
病斑出ていないかなどの症状がないかをチェックしましょう。

 

健全そうに見えていても、中には葉にうっすらと病斑が出ていたり、
害虫の食害痕があったり、軸が腐ったようにとろけていたりする場合もあります。

 

もちろん、単純に寒さなどによって、葉が枯れている場合もありますが、
病気の場合もあるので、よく観察するようにします。

 

もし病気に感染していることが分かったら、すぐに対処することが大切です。
早期に発見することで、病気を薬剤によって治療したり、
他の株に感染するのを防ぐことができます。

 

植え付けて芽が出た後や、冬が終わりつつある3月以降は、
見回りを強化して病気の早期発見に努めましょう。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培



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ニンニク栽培 Q&A

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