ニンニク 芯
ニンニクの芯
Q:ニンニクを初めて栽培し収穫しました。
ところが割ってみたところ、中が芯で埋まっていて、
鱗片は薄く、食べるところがほとんどありませんでした。
なぜ芯が太く食べる鱗片部分が減ってしまったのでしょうか。
A:花芽を長く放置しすぎたのかもしれません。
[ニンニク 芯]
ニンニクを育てていると、春頃に軸の中心から長い茎が伸びてくることがあります。
これはニンニクの花茎で、ニンニクの芽と呼ばれている部分です。
先端にはしずく型の袋のようなものがついています。
放っておいてもネギ坊主のように開花することはありません。
ニンニクの収穫部位は、地下にできる球部分か、
地上の葉の部分、それと花茎であるニンニクの芽です。
一般的には球ニンニクを栽培するため、花茎が伸びてきたら摘み取ります。
摘み取った花茎は、食べられるほどのサイズであれば、
品種に関わらず食べることができます。
ただ、基本的にはあまり長くならないうちに折り取るため、
普通の球ニンニク栽培で発生したニンニクの芽は、食べることも少ないです。
このニンニクの芽の部分を放置したまま収穫すると、
球に芯が大きく残ることが多いです。
大きな花が咲くわけではありませんが、
花茎を長く伸ばして生存させるということは、それだけ体力を使うことなのです。
そのため、花茎を残したまま栽培を続けると、芯が太く硬く残ったままになり、
本来肥るはずの鱗片が小さいままになってしまうのです。
次回栽培する時、春頃に花茎が長く伸びてきたら、気づいた時に折り取りましょう。
ニンニク品種の中には、花茎が伸びにくいものもあります。
短いまま伸びないもの、そもそも花茎がまったく伸びてこないものなど、様々です。
また、生育状況や栽培方法によっても、花茎が伸びにくくなることがあります。
花茎が伸びてこないからといって、間違っても葉や軸を折ってしまわないよう、
注意して育ててください。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培