ニンニク 枯れる 原因は
ニンニクを育てていると、葉先が枯れたようになったり、
葉全体の色が悪くなったりすることがあります。
ニンニクの種球は、割と高いのでショックですね。
ニンニクが枯れる原因は1つだけではありませんので、
何が原因かをよく見極めて対処しましょう。
[ニンニク 枯れる 原因は]
■ニンニク 枯れる 原因は?
1.肥料切れ
ニンニクは秋に植え付けて、
収穫が翌年の5月~6月になるので、栽培期間約10ヵ月と長いです。
なので、スタミナ不足で枯れ込むことがあります。
基本的な肥料は、元肥と2回の追肥のみです。
この元肥と追肥を忘れないことが重要です。
それでも葉色が悪くなったり、葉先が枯れたようになってきたら、
即効性のある液体肥料を与えます。
液体肥料は、容器の裏に表示されている通りか、
それより少し薄めに作って与えるようにします。
液体肥料は毎日与えるのではなく、
10日に1回くらいのペースで与え、様子を見るようにします。
また、冬の間はニンニクの生育が止まるため、
液体肥料を与えても根が吸収しません。
12月~2月の間に枯れたようになった場合は、
肥料切れが原因ではありませんので、追肥は不要です。
12月~2月のニンニクは、肥料は不要です
2.生理的な現象
病気や害虫、肥料切れを起こしているわけでもないのに、
葉が枯れたようになることがあります。
これは寒さや霜に当たったり、収穫時期を近づいているなど、
ニンニクの生理現象の1つです。
霜が降りるようになった頃から、翌年暖かくなるまでの間は、
寒さや霜で葉が傷むことがあります。
また、5月中旬以降の収穫時期になると、
役目を終えた葉はだんだんと黄色くなり枯れていきます。
これらの理由で色が悪くなったり、
枯れたようになってしまった場合は、
特に心配する必要はありません。
収穫間近には、下葉から枯れ込んできます
3.病気によるもの
ニンニクがかかりやすい病気の中に、
葉枯病や春腐病などのようなものがあります。
葉枯病や春腐病も葉が枯れたようになったり、
軟化して腐ったようになるという症状が出ます。
これらの病気は水はけの悪い土での栽培や、
連作をしたり、窒素分の多い肥料を与えていると感染しやすいため、
栽培する環境を整えてあげることが、一番の予防となります。
いずれも感染して症状が出てしまってからでは治療が難しく、
他の株に伝染しないように土ごと掘り処分してしまう必要があります。
早期に発見すれば、それだけ対処も早くできるようになり、
他の株へ伝染するのを防げる可能性が高くなります。
病気の場合は、病斑が出たり、寒さではない状態で、
葉が枯れる症状が出るので、栽培中はよく観察しておきます。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培