ニンニク 安く育てるには?
ホワイト6片種球、こちらが500g分で2500円くらいでした
ニンニクを育てたいけれど、道具や種球などに、
できるだけお金をかけずに育てたいと思うものです。
ニンニクの種球は、結構高額です。
ニンニク栽培にかかる時間と手間を考えれば、
ネットやスーパーなどで売られている国産ニンニクでいいと思うかもしれません。
できる限りお金をかけずにニンニクを栽培するためには、
どのような工夫が必要なのでしょうか。
[ニンニク 安く育てるには?]
■栽培容器
ニンニクを育てる時、地植えかプランターなどの容器で育てるかになります。
地植えで育てるスペースがある場合は、そのまま地植えで育てても構いません。
ただし、地植えのスペースがない場合、どうしても容器での栽培となります。
容器栽培には、どうしても容器が必要です。
そのため、プランターを持っていないとなると、購入する必要があります。
けれど、容器はプランターでなくても良いのです。
漁業で使うトロ箱が便利です
プランター以外の容器でお勧めなのが、発泡スチロールの容器、トロ箱です。
大きさに種類があり、ニンニク栽培にちょうど良いサイズもあります。
軽くて持ち運びも簡単にできる上、
丈夫なので土を入れた状態でも割れることはあまりありません。
丈夫なのに素材が柔らかいので、穴をあけなど加工がしやすいのも嬉しいところです。
スーパーなどに頼めば、無料でくれることも多いので、元手が必要ありません。
大きさの目安は、プランターと同じくらいです。
プランターの代わりにするのですから、
プランターと同じくらいの深さ(20~30㎝)と幅(50~60㎝)があれば育てられます。
また、水やりの後の余分な水分を流すための穴が必要になります。
発泡スチロールを手に入れたら、まずは底に穴をあけましょう。
発泡スチロールは厚みがあるので、小さな穴だと水はけが悪くなることがあります。
直径1cm~2cmの大きめの穴をあけておくと安心です。
穴が大きめになるので、そのまま鉢底石や培養土を入れると、漏れやすくなります。
一番底には鉢底ネットなどを敷き、容器の中身が出ないようにしておきましょう。
食用ニンニクを使っても良いです
■ニンニクの種球
ニンニクを育てるためには、植え付ける種球が必要です。
種球は植え付け時期になると、
ホームセンターなどで販売されていますが、意外と高いものです。
単価が安いものは大袋入りなどで、とうてい使いきれない量が入っています。
かといって、少量の種球は割高になってしまうのが気になります。
そんな時は、スーパーなどで販売されているニンニクを使ってみましょう。
ばらして植え付ければ育てることができます。
ただし、市販されている食用のニンニクは、栽培用に消毒をしていません。
また、発芽抑制処理を施されている場合があります。
発芽抑制処理を受けたニンニクは、土に植え付けても発芽しないことが多いです。
また、スーパーで売られているニンニクは、
産地がはっきりしていないことも時々あります。
ニンニクには暖地向きの品種と寒冷地向きの品種があります。
育てる地域に合った品種でなければ、うまく育ちません。
一番お勧めなのは、地元の農家が育てたニンニクです。
直売所などで売られている、地元の農家が育てたニンニクは、
その土地で育てられたものなので、地域の環境に合っています。
品種が不明であっても、立派に育ったニンニクであれば、
育ててみる楽しさと価値があります。
>>スーパーのニンニクは育てられる?
■手間をかける
お金をかけないのであれば手間をかけて補いましょう。
病害虫予防のために薬剤を購入するお金を浮かすため、
ニンニクが育ちやすい環境を整え、土を作ります。
容器栽培の場合は、土の再利用の経験がなければ、
市販の培養土を購入した方が、水はけや水持ち、酸度も調整され安心です。
また、ニンニクが育ちやすい環境作りを行い、
病害虫の早期発見のためにこまめに見回りを行います。
早期に見つけることができれば、
病気も害虫も薬剤を使わず防除できることが多いものです。
お金を使うところと倹約するところを作ることで、
ストレスを感じずに、ニンニク栽培を安くすることができます。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培