ニンニク プランター 大きくならない

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ニンニク プランター 大きくならない

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ニンニクは地植えだけでなく、プランターなどの容器を使っても栽培できます

 

 

そのため、自宅に地植えするスペースがなく、

ベランダでしか育てることができない方でも、気軽にチャレンジができます。

 

けれど、いざニンニクをプランターで育ててみても、
思っていたように大きくならないことがあります。

 

ニンニクをプランターで育てた時、

大きくならないのには、何が原因なのでしょうか。

 

 

[ニンニク プランター 大きくならない]

 

 

■ニンニク プランター 大きくならない

 

プランターで育てたニンニクが思ったより大きくならないのには、
もちろん原因があります。

 

普段の管理や環境に問題がないと思っていても、
実は思わぬ落とし穴があることも。

 

今一度、管理方法や栽培環境を見直し、
次こそは立派に肥ったニンニクを収穫しましょう。

>>ニンニク プランターの栽培

 

・種球の品種選びと選別
プランター栽培であっても、栽培地域に合わせた品種選びと、種球の選別は必要です。
寒い地域では寒冷地向きの品種と、暖かい地域では暖地向きの品種を選びます。

 

これは地植えでも同じですが、地域に合った品種を選んでいないと、
球部分の肥大が悪くなり、小さなニンニクしか収穫できません。

 

また、植え付ける時の種球をばらしたら、鱗片の大きいものを選び、
小さいものは処分するか、葉ニンニクとして栽培します。

 

プランター栽培だとたくさん植え付けたくなるため、
小さめの鱗片を選ぶ方が多いですが、小さな鱗片を植えると、
ニンニクが大きくならない可能性が高くなります。

 

プランター栽培であっても、植え付ける鱗片は大きいものを選びましょう。

 

・栽培環境
プランター栽培であっても、ニンニクが好む環境は変わりません。
日当たりと風通しが良い場所で育てるのが基本です。

 

プランター栽培の多くは、ベランダなど屋根のある場所での栽培が多くなります。
日当たりが良いと思っていても、プランターの置き場所によっては、
日照時間が極端に短くなっている場合があります。

 

ニンニクは栽培期間が長いです。
秋から翌年の初夏にかけて、少しずつ太陽の位置が変わるので、
その時々で日当たりの良い場所に移動させるのがお勧めです。

 

また、ベランダでの栽培の場合、壁に近い場所にプランターを置いていると、
風通しが悪くなります。

 

冬の間は寒風を避けることができるため良いですが、
秋と春以降の生育期は、風通しが悪くなると、
病害虫の発生が増え、生育にかなり大きく影響します。

 

 

栽培環境を整えて、適切な株間をとって植えましょう

 

 

・株間が狭い
プランター栽培で植え付けをする時、欲張ってたくさんの鱗片を植えようと、
極端に株間を狭くすると、それだけ球の肥大が悪くなり、ニンニクが大きく育ちません。

 

ニンニク栽培での株間の基本は、15cm~20cmです。
これはプランター栽培でも変わりません。

 

ニンニクは、根がそれほど深くまで張らないため、
プランターの深さはあまり必要ありません。
だいたい20cmほどあれば、育てることができます。

 

ところが、株間を狭めることができないため、たくさん栽培したければ、
株数に合わせて口が広いプランターを選ぶ必要があります。

 

浅型の大型プランターや、発泡スチロールに底穴をあけたものなら、
標準プランターよりもたくさんの株数を育てることができます。

 

・肥料が切れた
プランター栽培と地植えとの最も大きな違いは、土の量です。
プランター栽培では使う土の量が制限されています。

しかも、プランターに底穴があいているため、水やりの度に水が底から流れ出ます。

 

この時、水と一緒に肥料成分も流れて出ています。

つまり、地植えよりも肥料切れを起こす可能性が高いということになります。

 

生育状況を見て、特に問題ないと判断できるのであれば、
無理に追肥を増やす必要はありませんが、
追肥をしているのに肥料切れのサインが出ている場合は、
液体肥料を併用するのがお勧めです。

 

通常の追肥を行った上で、10日~2週間おきに液体肥料を与えます。
この時、液体肥料の濃度は規定に沿って作ります。
濃度を高くした液体肥料を与えると、肥料焼けの原因となります。

 

また、止め肥の時期を越えての追肥は禁物です。
3月末頃に追肥を行いますが、これを止め肥と呼びます。

 

これより後に追肥を行うと、食味や貯蔵性が悪くなるので、
絶対に与えないようにします。

 

 

球部分が肥る春以降に乾燥させると致命的です

 

 

・乾燥した
プランター栽培で地植えよりも土が少ないと起こるのは、
肥料切れだけではありません。乾燥もしやすくなります。

 

冬の間は、ニンニクが生育をほとんどしていないことと、
気温も低いため、土がなかなか乾燥しません。

 

けれど、植え付けてから本格的な冬の寒さになるまでと、
春以降は生育期となっています。
この時期は乾燥しやすくなるので、毎日土の状態をチェックしましょう。

 

過度に乾燥させると、根や葉が傷んで生育が悪くなります。

特に春以降は、球部分が肥る時期でもあります。

 

この時に水切れ状態が頻発すると、
球の肥大にも影響するので、水管理には注意が必要です。

 

また、水切れを起こすことによって、追肥で与えた肥料が溶けず、
肥料切れの症状を出すこともあります。

 

水切れによって肥効が出ていないのに液体肥料を追加で与えると、
液体肥料の水分によって肥料が溶け、肥料成分が高濃度になり、根が傷みます。

肥料焼けを防ぐためにも、土を乾燥させすぎないよう、注意しましょう。

 

 

枯れ具合を見て、試し掘りをしてみます

 

 

・収穫が早い
ニンニクは栽培期間が長く、収穫の時が待ち遠しい作物です。
けれど、慌てて収穫を行うと、球の肥大が不十分なため、
小さなニンニクしか収穫できない原因となります。

 

地上部の葉が三分の一ほど黄色くなってきたら、収穫適期です。
収穫する時は、1株だけ収穫してみて、球の状態を確認しましょう。

 

ニンニクの球のお尻(根が出ている方)が平らになっていれば収穫適期です。
根が伸びている部分が回りの鱗片よりも出っ張っているのであれば、
まだ収穫は早いです。

 

反対に根が伸びている部分が凹んで、鱗片部分が盛り上がっている場合は、
やや収穫が遅いです。

 

地植えのようにたくさんの株数を育てていなくても、
できるだけ大きく育てて収穫をしたいのであれば、試し掘りは有効です。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培



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ニンニク栽培 Q&A

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