ニンニク栽培 おいしくない
ニンニク栽培、人気です
ニンニク栽培について、いろいろと勉強して丁寧に育て、
いざ食べてみたらおいしくなかった、ということはありませんか?
ニンニクが思っていたよりもおいしく育たなかったことには、
栽培法などに、いくつか問題が考えられます。
いったい何が悪かったのか、改善点を見つけて、
次の栽培こそ、極上のニンニクを収穫しましょう。
[ニンニク栽培 おいしくない]
■ニンニク栽培 おいしくない
1.植える品種を間違えた
ニンニクの種球を買おうとホームセンターや園芸店などに行くと、
何種類か並んでいることがあります。
日本全国で見ると、ニンニクは意外と品種が多いのです。
ところが、この品種選びを間違ってしまうと、
おいしいニンニクには育ちません。
・地域の違い
ニンニクには、暖地向きの品種と寒冷地向きの品種が存在します。
暖地向きは紫ニンニクなど、
寒冷地向きではホワイト六片などが代表的な品種です。
その地域に合った品種を選ばないと、
思うように生育せずに球肥りも悪く味も落ちてしまいます。
育てる地域の近くの販売店であれば、
合った品種のみを取り扱っていることが多いです。
しかし、ネット販売など、地域を選ばず販売している場合は、
購入したい品種が、地域に合った品種なのかを必ず確認するようにします。
ジャンボニンニクは、マイルドな香りと味です
・好みの違い
ニンニクは品種によって、見た目が多少違うだけであって、
味はたいして差がないと思っていませんか?
品種によっては、自分が想像していたものと、
全く違った味わいを持つニンニクであることがあります。
一般的にニンニクの味として思い浮かべるのは、
ホワイト六片あたりのことが多いでしょう。
ところが、島ニンニクやジャンボニンニク、無臭ニンニクといった、
少し特殊な味わいを持つニンニクもあるのです。
例えば、島ニンニクは、粒は小さくても香りも辛みも強いため、
ニンニク特有のあの香りや味が苦手な方には強すぎることがあります。
反対に、ジャンボニンニクや無臭ニンニクは、
特有の味も香りも薄く柔らかいため、
ガツンと来る強烈な味わいを求める人には向きません。
品種選びの時には、
育てるニンニクが好みの味かを確認しておきましょう。
2.肥料が合っていない
ニンニクを栽培する時、追肥は欠かせない作業です。
追肥をする時には必ず肥料が必要になりますが、
この肥料の種類を間違えると、味が悪くなります。
肥料には、主に窒素・リン酸・カリが含まれていますが、
肥料の種類やメーカーによって、これらの配合は変わります。
ニンニクに与える肥料は、3つの要素が同等のものか、
リン酸が多めのものを選ぶようにします。
窒素が多いものを選ぶと、窒素過多になって、
苦みが出やすくなり、病気にもかかりやすくなるので注意が必要です。
収穫時期も確認しておきます
3.遅くまで肥料を与えていた
ニンニクの収穫期は、だいたい6月頃です。
ニンニクは収穫の2か月ほど前には、
追肥を終了しておく必要があります。
2か月前を過ぎても追肥を行っていると、
ニンニクに苦みが出てきて味が落ちます。
ニンニクの中には、早生種もあるので、収穫期を確認しておき、
肥料を与えるタイミングを計算しておくようにしましょう。
黄緑色の芽を取ると苦みが出にくいです C)季節の花300
4.調理法が間違っている
ニンニクの鱗片を縦に半分に切ってみると、
中心に黄緑色の芽があります。
この芽は火にかけると苦みが出やすく、
また焦げやすいため取り除くようにします。
これだけでも苦みやおいしくないという現象が解消することがあるので、
下ごしらえを少しだけ丁寧にしてみてください。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培