ニンニクの干し方
ニンニクを収穫した後、どのように使うかで干し方が変わります
丹精込めて育てたニンニクです。
できれば1つも無駄にせずに食べたいものです。
用途に合った干し方をすることで保存性も高まります。
[ニンニクの干し方]
■生ニンニクの場合
収穫した後、乾燥させずに生の状態で使いたい場合の方法です。
「生ニンニク」は、ほとんど乾燥させることなく料理に使います。
ニンニクを収穫した後、根をハサミなどで切って取り除きます。
その日のうちに調理するのであれば、そのまま茎と葉も切り、
外側の薄皮も向いて土を落とした状態で使えます。
生ニンニクは乾燥したものよりみずみずしく、
一味違ったニンニクが楽しめます。
ただ水分が多い分、傷むのも早いので注意しましょう。
生ニンニクは家庭菜園ならではの絶妙な味わいですので、一度お試しください。
乾燥しないけれど、収穫当日には食べない場合は、
少しだけ乾燥させることをおすすめします。
水分の多い収穫したてのニンニクは、
皮の隙間にカビが生えたり、腐ったりしやすいです。
収穫した後、根を切り落とし、
半日ほど天日に干して外側を乾かします。
その後、茎と葉を切って薄皮をむき、冷蔵庫に入れて保存します。
室温よりは冷蔵庫の方が日持ちしますが、
できるだけ早めに使い切るようにしましょう。
■乾燥ニンニクの場合
乾燥させることにより、ニンニクは保存性がとても高くなります。
環境さえ合えば、秋まで保存したものを
種球として植え付けられるほどです。
しっかりと乾燥させ、
いつでもニンニクが使えるようにしておきましょう。
・収穫後の手順
収穫後、ニンニクの根をハサミで切る
葉がついた状態で、3日~5日くらい天日干しする
ニンニクを乾燥するための手順はこれだけです。
とても簡単ですが、雨などに当てないように注意してください。
乾燥が終わった後は、
風通しがよく涼しい場所で吊るして保存しておきます。
ニンニクは収穫後に梅雨入りすることが多いです。
湿気が高いと、天日干しで乾燥させていても、カビが生えやすくなるので、
保存する時は必ず風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。
・束ねて干す
天日干しが終わった後、
20cm~30cmほど軸の部分を残し、あとは切り落とします。
長めに残した軸に紐などをくくりつけ束ね、風通しの良い場所に干します。
・ネットで干す
天日干しが終わった後、軸の部分も短く切り落とします。
ミカンやタマネギが入っているような、
ネット状の袋に入れて風通しの良い場所に干しておきます。
軸を短く切ることで、切り口から水分が抜けやすくなります。
・編んで干す
天日干しが終わったニンニクの葉の部分を編みこみ、
崩れないようにしたものを壁などにひっかけて干します。
見た目がとにかく豪快なので、インテリアの一部として楽しむこともできます。
編み方を紹介している動画=Garlic Braiding
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培