行者ニンニク 群生地

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行者ニンニク 群生地

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行者ニンニクは、幻の山菜といわれ、
食味が良くて希少性が高いことから、とても人気のある山菜です

 

 

近年では、行者ニンニクの根や苗が流通していることから、
家庭で栽培する方も徐々に増えているようです。

 

そんな行者ニンニクですが、自生している場所では群生していることもあるようです。

 

天然の行者ニンニクが群生しているところに遭遇できたら、
これほど嬉しいことはありません。

 

行者ニンニクの群生地は、どこにあるのでしょうか。

 

 

[行者ニンニク 群生地]

 

 

■行者ニンニク 群生地

 

行者ニンニクは、もともと山や森の中の落ち葉が積もるような、
肥沃な場所に自生しています。

 

また、強すぎる日差しは好みませんが、ある程度の光は必要となるため、
鬱蒼とした場所というよりは、少し開けた場所の方が、自生率は高いそうです。

 

もともと自生していた場所としては、北海道や奈良の山間部が有名です。
ところが、どこに群生地があるのかという、はっきりした情報はありません。

 

行者ニンニクに限らず、マツタケやその他の山菜を含め、
良質のものが収穫できる場所は、秘密にされることが多いためです。

 

群生地が公開されれば、そこに収穫したい人たちが集まります。

行者ニンニクは、あまり繁殖力の高い植物ではないため、
あっという間に採取され絶滅するでしょう。

 

そういった意味でも、自分の足で歩いて調べ、
ようやく見つけた群生地を大切にしたいがために、秘密にされるのでしょう。

 

 

行者ニンニクに間違いやすいスズラン(毒草)

 

 

■行者ニンニク 群生地 注意点

 

もし行者ニンニクの群生地を見つけても、すぐに収穫を行わず、
まずは一呼吸おきましょう。

行者ニンニクの収穫には、2つの注意点があります。

 

・毒草に注意
行者ニンニクは、山菜の中でも特に珍しいものですが、
自生していそうな場所を見渡すと、意外と発見できることがあります。

 

ところが、目の前の草が、本当に行者ニンニクかどうかは、
見た目だけでは分からないことが多いのです。

 

行者ニンニクに似た植物には、スズランやイヌサフラン、
バイケイソウ類があります。

 

このどれもが毒草で、行者ニンニクと間違って採種した方が中毒になった、
というニュースが毎年何件か出ています。

 

どれも行者ニンニクととてもよく似た葉の形をしているため、
見た目には区別しにくい場合が多いです。

 

特にバイケイソウ類は、地上から芽が出てすぐの頃は、まったく見分けがつきません。
しかも群生していることが多いため、嬉しくなって飛びつくと、後で大変な目にあいます。

 

これらの毒草と行者ニンニクの大きな違いは、ニンニク臭がするかどうかです。

行者ニンニクは、触れるとニンニクの強烈な香りが漂いますが、
それ以外の植物はニンニク臭を放ちません。

 

また、軸の部分に赤みがさしているのも、行者ニンニクの特徴です。

 

 

行者ニンニクは、繁殖力がたいへん弱いので取りつくしてはいけません

 

 

・採りすぎに注意
目の前に広がる群生が、すべて行者ニンニクだったとしても、
採れるだけ採ってはいけません。

 

行者ニンニクは、繁殖力が非常に弱い植物です。
葉が収穫できるようになるまでも、8年ほどかかります。

収穫しすぎた株は、その後枯れて翌年は芽を出さなくなります。

 

せっかくの群生地も、1回の収穫で採り尽くしてしまったがばかりに、
翌年から姿を消すことも少なくありません。

 

行者ニンニクを収穫する時は、必ず葉が2枚の物を選びます。
1か所から葉が1枚しか出ていないものは、まだ養生中で収穫できません。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培



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