ニンニク栽培 2月

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ニンニク栽培 2月

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2月のニンニク

 

 

ニンニクは冬の間に休眠するため、寒い間の管理はほとんどありません。

 

けれど、一年で最も寒さの厳しいこの2月にも、
やっておいた方が良い手入れがあります。

 

2月中にやっておいた方が良い作業には、どのようなものがあるのでしょうか。

 

 

[ニンニク栽培 2月]

 

 

■2月のニンニク

 

2月は厳寒期と呼ばれ、1年でも一番寒い時期にあたります。
寒地では、ニンニクの上に雪が積もっていることも少なくありません。

 

寒地向きのニンニクの場合、寒さにはとても強いため、
例え雪をかぶっていたとしても、枯れることはほとんどありません。

 

この時期は、寒地以外の場所でも休眠に入っていることが多く、
見た目には生長がまったく見えません。

 

けれど、地上部には葉がきちんと残っているため、
寒い中でも太陽の光を受ければ、光合成をしています。

 

光合成によって作られた養分は春以降に生育を再開した時のために、
ニンニクの中に溜め込まれています。

 

 

■2月の作業

 

・追肥
2月はまだ休眠中であることが多いですが、暖地向きの品種であったり、
暖かい地域で栽培している場合、休眠がほとんどないか、あっても短期間です。

 

また、中間地であっても、2月下旬頃からは休眠から覚めてくるので、
このタイミングで追肥を行います。

 

2月上旬~中旬の間に追肥を行うことで、休眠後の再生育がスタートした時、
効率的に肥効を出すことができます。

 

休眠後に肥料切れになっていないことで、再生育がスムーズに行われ、
地上部の生長や地下の球の肥大も良くなります。

 

2月に与える追肥も、12月に追肥した時と同じ要領で構いません。

 

暖地で栽培しているニンニクの中でも、早生種の場合は、
収穫の時期が通常よりも早くなります。

 

ニンニク栽培では、収穫時期の2か月ほど前までに、
最後の追肥を行うのが普通です。

 

それ以降に追肥をすると、食味や貯蔵性が悪くなるので、避けるようにします。

 

中間地では、5月~6月に収穫することが多いので、
2月~3月のうちに追肥すれば問題ありません。

 

けれど、収穫予定が4月頃と早いニンニクを栽培している場合は、
2月上旬までに追肥しておくのがお勧めです。

 

反対に、寒地のように7月頃に収穫という場合は、
もっと遅くに追肥をしても構いません。

 

・水やり
2月もまだまだ寒い時期なので、頻繁に水やりをする必要はありません。

 

けれど、水切れ状態が続くと、
知らないうちに根が傷む原因になるので、注意してください。

 

雨が長期間降らず、土がかなり乾いていると感じたら、水やりを行いましょう。

 

ただし、水の与えすぎは過湿の危険があります。
基本的には、乾燥気味に管理するよう意識します。

 

また、夜間は冷え込むことが多いです。

 

夕方に水やりをすると、その後に気温が急激に下がるため、
夜間に凍結しやすくなります。

 

いくら寒さに強いニンニクでも、頻繁に凍結すれば、最悪は枯死します。

 

水やりをするなら、できるだけ午前中に済ませておきましょう。
午前中に水を与えておけば、気温の下がる夕方までには余分な水が切れるので、
夜間の凍結を防ぐことができます。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培



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ニンニク栽培 12ヶ月

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