ニンニク栽培 11月
11月のホワイト6片(冷涼地)
ニンニクは寒くなってくると、生育が徐々に落ち着いてきます。
11月頃は、気温が下がってくるものの、ニンニクはまだ休眠せず、生育を続けています。
とはいえ、発芽が済んだ後は、地上部の葉が徐々に生育し、
他に大きな変化は見られません。
ニンニク栽培では、11月に必要な作業があるのでしょうか。
[ニンニク栽培 11月]
■11月のニンニク
9月に植え付けたニンニクは、10月中には芽が出ます。
中間地や暖地での栽培であえれば、10月に植え付けを行うこともあるので、
11月に発芽ということもあるでしょう。
地上部に出てきた芽は、最初はとても小さいですが、少しずつ生長し、
気付けば緑色の葉が長く伸びているはずです。
ニンニクは、食べることで力がつくことで知られています。
小さな鱗片の中に、たっぷりの栄養を含んでいるためです。
そのため、ニンニクはとても丈夫で、力強い生育を見せてくれます。
11月になると、ずいぶんと気温も下がってきますが、ニンニクの生育はまだ止まりません。
ニンニクの生育が抑制されないよう、管理を続けましょう。
2本以上の芽が出たニンニクは、脇芽かきをします
■11月の作業
・脇芽かき
11月になると、暖地でもほぼすべての芽が出そろいます。
この時、1株1株の状態をよく見てみると、
1株から2つ以上の芽が出ていることがあります。
本来、1つの鱗片からは1本の芽しか出ません。
ところが、植え付けた鱗片に小さな鱗片がくっついていたりすると、
複数の芽が出てくることがあるのです。
この複数の芽をそのままにして育てていくと、
栄養が分散されてしまい、球の肥大が悪くなります。
ここで必要になるのが、脇芽かきの作業です。
複数出ている芽のうち、生育の良い大きいもののみを残し、あとは抜き取ります。
この時、葉を引っ張ると、葉だけがちぎれてしまうので、
根本を持って軽く左右に揺らしながら、残す鱗片からはがすイメージで取り除きます。
不安な場合は、少し土を掘ってから取り除いても良いでしょう。
もし取り除きたい芽が途中で切れてしまった場合は、
再び地上に芽を出した時に取り除けば問題ありません。
・水やり
11月は、気温が下がってくるものの、乾燥した日が続いたり、
意外と晴れの日が多く、雨が降らないこともあります。
ニンニクも地上に芽が出て、葉の生育も進んでいく頃なので、
水切れに注意しましょう。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培