赤ちゃん ニンニク
赤ちゃん、いつからニンニクを食べられるのでしょう?
ニンニクは色々な料理に使うことができて便利ですし、
食欲をそそる香りもたまりません。
大人になってから、ニンニクの魅力に気づいたという方も多いでしょう。
けれど思い返してみると、自分がいつからニンニクを食べていたのか、
覚えている人は少ないと思います。
小さな赤ちゃんのうちは、ニンニクを食べても良いのでしょうか。
[赤ちゃん ニンニク]
■赤ちゃんとニンニク
赤ちゃんが食べ物を食べるようになるのは、離乳食が始まってからです。
では、離乳食が始まれば、すぐにニンニクを食べさせても良いかというと、
それは絶対にいけません。
大人にとってのニンニクは、食欲をそそる香りや、
滋養強壮など健康に良い食品としてのメリットがあります。
ところが、赤ちゃんにとってのニンニクは、刺激が強く、内臓に負担をかけたり、
アレルギーや下痢の原因となることがある食品なのです。
そもそも赤ちゃんの内臓は、大人にくらべるとまだまだ未熟です。
ニンニクはとても刺激が強く、大人ても食べすぎるとお腹を壊すことがあります。
ほんの少しであっても、赤ちゃんにとってはかなりの負担となるため、
早くから与えるべきではありません。
ニンニクは健康に良いとされる食品の1つではありますが、
わざわざ赤ちゃんが食べなければいけないということはありません。
ある程度成長するまでは、無理に与える必要はありません。
ただ、大人と同じ食事に慣れさせる過程で、
できるだけ早いうちから慣れさせたいという場合は、
1歳(12ヶ月)を過ぎてから与えるようにします。
1歳からだんだんと食べると良いようです
◎ニンニクを与える時の注意点
1歳を過ぎていても、ニンニクを初めて与える時は、
ごく少量からチャレンジするようにします。
ニンニクは臭いが強いので、その臭いを嫌って、食事を口にしないこともあります。
ニンニク特有の臭いがしないくらいの量から始めると良いでしょう。
また、ニンニクは生の状態の方が刺激が強いので、
必ず火を通したものを与えるようにします。
生の状態だと、少量でも香りが強くなりますし、
刺激が強いために下痢の原因となります。
慣れさせるためであっても、毎日与えるのも避けるようにします。
最初は少量から、時々食べさせて、成長に合わせて頻度や量を増やしましょう。
ニンニクを与える時に最も注意したいのが、食べた後の子どもの反応です。
子ども自身がおいしい顔をしているかどうかも大切ですが、
アレルギーの反応がないかをチェックしておきましょう。
食後~数日後までの間に、口の周りに赤いぽつぽつができていたり、
下痢、くしゃみや鼻水、目の痒みなどの症状が出たら、
ニンニクが刺激となっている可能性があります。
アレルギーはすぐに症状が出る場合と、遅れて症状が出る場合があり、
特に遅れて症状が出た場合は、原因が何か分かりにくいので注意が必要です。
すぐに症状が出てしまった時のことを考え、初めてニンニクに挑戦する時は、
かかりつけ病院が開いている、平日の昼間がお勧めです。
■母乳とニンニク
ニンニクは赤ちゃんの口に入らなければ、特に問題ないだろうと思いがちですが、
母乳にも影響が出ることがあります。
母乳に影響が出れば、それを飲む赤ちゃんにも影響が出やすくなります。
母乳にニンニクの影響が出る場合、母乳にニンニクの成分が混ざるというよりは、
母乳自体にニンニクの臭いが移り、赤ちゃんがそれを嫌がることが考えられます。
妊娠中でも、妊婦がニンニクを食べるのは、特に禁止されていません。
もちろん、授乳期間中のニンニクも禁止はされていません。
むしろ妊婦さんが体力をつける必要があるため、
健康食品として摂取することは悪くありません。
どちらの場合も、母体の内臓で消化・吸収されるため、
赤ちゃんの内臓に負担がかかることはありません。
ただ、妊娠中は胎盤という最強のフィルターを通しているため、
赤ちゃんに臭いが届くことが少ないのですが、
母乳の場合はフィルター機能が弱いため、臭いが母乳に移ってしまいます。
ニンニクの臭いは、大人が嗅いでも強いと感じることが多い臭いです。
まだ感覚が敏感な赤ちゃんは、母乳の変化にも敏感です。
ニンニクの臭いがすることで、母乳を嫌がることもあるので、
くれぐれも食べすぎには注意しましょう。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培