ニンニク 風邪
ニンニクは、風邪に効く？
ニンニクには、いろいろな効能があることはよく知られています。
その中で、風邪に効くという話を聞いたことがあるでしょうか。
風邪気味の時に、ニンニクを食べることで、
風邪の回復に効果があるのかどうか、ご紹介します。
[ニンニク 風邪]
■ニンニクで風邪予防
まずは風邪を予防することができるかどうかです。
ニンニクには体力回復や、滋養強壮といった効果があります。
体力回復や滋養強壮の効果を得ることで、風邪の菌を受け付けない、
あるいは風邪の菌が侵入した時に、抵抗できる体を作ることができます。
風邪をひいてしまう時、ほとんど場合が疲れが溜まっていたり、
寝不足や不摂生によって体力が低下していることが多いです。
まずは風邪に対抗できるだけの力、取り戻す必要があります。
また、ニンニクには殺菌効果があります。
ニンニクの殺菌効果はとても強く、エキスを薄めたものでも、
コレラやチフスの菌を殺菌できるほどです。
中には、はしかや日本脳炎など、殺菌できない菌も存在しますが、
風邪やインフルエンザなどの菌であれば、効果を発揮します。
菌が侵入してきた時に、対抗できるだけの体力を維持し、
さらに殺菌することで、風邪を予防することができます。
■ニンニクで風邪撃退
では、もし風邪をひいてしまった時は、どうすれば良いのでしょうか。
風邪をひいた後も、ニンニクを食べることで、
落ちている体力を回復させることができます。
また、ニンニクには血流を良くし、体を温める効果があります。
体を温めることにより、発汗を促し、解熱できるように促すのです。
さらに、粘膜などを修復する効果もあります。
風邪をひくと、どうしても咳、くしゃみ、鼻水などの諸症状が出ます。
この時、口の中や喉、鼻の中などの粘膜が傷つき、それによって風邪の症状が長引いてしまうこともよくあります。
効率よく傷を修復することも、風邪を早く治すための方法の1つです。
風邪をひいた時、ニンニクを食べられれば、それが一番良いのですが、
どうしても食べることができない場合は、ニンニク注射がお勧めです。
ニンニク注射には、ニンニクに含まれているのと、
同じような成分が含まれているため、
ニンニクを食べた時と似たような効果を得ることができます。
また、ニンニクのように消化・吸収するのではなく、
成分を直接注射することで、食べずに効果が得られるという利点があります。
■ニンニクを食べる時の注意点
風邪をひきそうな時、風邪をひいてしまった時、
ニンニクを食べて元気になろう！
とニンニク料理を食べようとしますが、ちょっと待ってください。
ニンニクは万能に見えて、実はそうではありません。
ニンニクを正しく食べないと、効果を得られるどころか、
症状が悪化することもあります。
ニンニクを食べる時の注意点を、覚えておきましょう。
・胃腸の具合
ニンニクには様々な効能があり、胃腸の調子を良くする効果もあります。
ただ、これはある程度元気な時に得られる効果で、
すでに胃腸の調子が悪くなってしまっている時は、注意が必要です。
ニンニクを食べることで、食欲不振が改善されることがあります。
これは、胃酸を出して胃腸の働きを良くするためです。
胃腸の調子がすでに悪くなっている時に胃酸がたくさん出ると、
胃の粘膜が弱ってしまい、逆効果ということになります。
風邪をひいている時や、体力が落ちている時は、
胃も弱っていることが多いので、
多量にニンニクを食べるのはやめておきましょう。
また、ニンニクは生の状態だと、胃腸に負担をかけることが多いです。
食べる時は、しっかりと火を通して食べると、負担が減ります。
・風邪薬との併用
風邪をひいた時、風邪薬を飲んで、
さらに体力を回復させようとニンニクを食べることがあります。
けれど、これは危険です。
風邪薬の中には、イブプロフェンと呼ばれるものが、
含まれていることが多いです。
このイブプロフェンの副作用の中に、胃が荒れるということがあります。
病院で処方された場合、一緒に胃薬も処方されるのは、そのためです。
風邪薬を飲んで荒れた胃に、刺激の強いニンニクがさらに負担をかけ、
胃の調子を著しく悪くすることがあるので、風邪薬との併用は避けましょう。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培
