ニンニク 肝臓

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ニンニク 肝臓

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健康だからこそ美味しい!

 

 

ニンニクは体に良いと言われますが、実際にどのような効能があるのでしょう。
人体の中で最も大きい臓器であり、健康に過ごすために重要なのが肝臓です。

 

お酒の飲みすぎや暴食で、肝臓に脂肪が溜まり脂肪肝になることがあります。
脂肪肝、肝硬変、肝炎と症状が進み、肝機能障害が起こります。

 

さらに、最悪の場合は肝臓がんにまで至ることもあります。
肝臓を正常に働かせるために有効な食べ物はいくつかありますが、
その代表がニンニクです。

 

ニンニクが肝臓に与える効果や副作用には、
どのようなことがあるのかをご紹介していきます。

 

 

[ニンニク 肝臓]

 

 

■ニンニクの肝臓への効能

 

ニンニクは肝臓の働きをよくする成分をたくさん含んでいます。
そのため、ニンニクを日常的に摂取することにより、
肝臓が正常に働きやすくすることもできるのです。

 

ニンニクを摂取することで得られる効能には、
どのようなものがあるのでしょうか。

 

・抗酸化作用
人は生きて呼吸をする限り、酸素を体内に取り込みます。
この取り込んだ酸素の中には、使われずに体内に溜まることで、
あまり良くない作用が起きるものがあります。

 

そういった酸素のことを、活性酸素と呼びます。
この活性酸素により、美容や健康に影響が出ることがあります。

 

肝臓の場合、活性酸素が中性脂肪と結びつくことで、過酸化脂質になります。
肝臓には、この過酸化脂質を分解する働きがあるのです。
なので活性酸素が増えれば、過酸化脂質が増えることとなり、
分解する肝臓に負担がかかります。

 

これを防ぐのが、抗酸化作用のある物質です。
ニンニクにはポリフェノールやビタミン、硫黄化合物などが含まれて、
これらの成分には、抗酸化作用があるとされています。

 

抗酸化作用のあるニンニクを摂取することにより、
活性酸素の発生を抑え、過酸化脂質の発生も抑えることができます。
それに伴い、過酸化脂質を分解する肝臓の負担も、軽くすることができるのです。

 

 

ちょっと~、ニンニク食べてください!

 

 

・糖質の代謝
食事をする時、炭水化物などと一緒に摂取するのが糖質です。
この糖質を分解するのは、肝臓の役割なのですが、
糖質を分解するためには、ビタミンB1が必要になります。

 

ところがビタミンB1は、調理中に壊れやすく、
しかも体内に入っても排出されやすく、体内にあまり多くとどまりません。
そのため、ビタミンB1不足になりやすいのです。

 

ニンニクにはアリシンとビタミンB1の両方が含まれています。
この2つが結合すると、アリチアミンという物質に変化します。

 

アリチアミンに変化したものは、調理中に壊れにくく、
しかも体内に吸収されやすくするため、ビタミンB1の不足を補うことができます。
ニンニクと一緒に、ビタミンB1の多い食品を調理するのも効果的です。

 

・抗菌、殺菌
肝臓は菌やウィルスなどの排除、毒素の排除を行う器官でもあります。
ニンニクには強い抗菌・殺菌作用があります。

 

調理することにより、ニンニクに含まれる成分が変化し、
アホエンやジアリルスルフィドといったものになります。

 

けれど成分が変化しても、抗菌・殺菌効果がなくなるわけではありません。
多少効果が低くなったとしても、体内に入ることにより、
抗菌・殺菌効果を発揮し、肝臓にかかる負担を減らしてくれます。

 

 

ニンニクを多量にに摂るのも、負担です……

 

 

■ニンニクの肝臓への副作用

 

ニンニクは肝臓にとってとても良い食物ですが、
食べれば食べるほど良いというわけではありません。

 

ニンニクを食べ過ぎることにより、体臭や口臭の悪化や、
胃腸の不調、吐き気、アレルギーなどが起こる場合があります。

 

また、ニンニクは血液をサラサラにする効果もあるとされているため、
歯科や外科手術を受けたり、ケガをした場合、
血が止まりにくくなることもあります。

 

ニンニクを食べることで、肝臓にかかる色々な負担が軽減されます。
それに伴って肝臓の働きも良くなるのですが、働きすぎも良くありません。

 

ニンニクを多量に摂取することで、肝臓を過剰に働かせてしまい、
かえって負担になることがあるので注意しましょう。

 

また、ニンニクを食べれば絶対に大丈夫というものでもありません。
まずは生活習慣などから改善し、肝臓を労わる事柄の中の1つとして、
ニンニクを取り入れるようにすると効果的です。

 

 

■ニンニクの加工食品、サプリ

 

ニンニクの成分が含まれるサプリや、
ニンニクそのものを使ったにんにく卵黄のようなサプリ、
それからニンニクを加工して作った黒にんにくなどの加工食品などは、
以前からずっと人気があります。

 

もちろんその効果は認められる場合もありますが、
それらが健康を保つ全てというわけではありませんし、
摂取すれば必ず健康になるというものでもありません。

 

あくまでも補助食品という域は超えないので、過信しないことが重要です。
また、ニンニクそのものを過剰摂取するのが良くないように、
ニンニクのサプリや加工食品であっても、過剰に摂取するのは避けます。

 

また、摂取したことによって、体に異変が出た場合は、
必ず摂取するのをやめ、医師に相談するようにしましょう。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培



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