ニンニク お腹
ニンニクを食べると、疲労が回復して元気になるイメージがあります
ところが、食べ方を間違ったり、その時の体調や体質によっては、
お腹の調子が悪くなることがあります。
ニンニクを食べると、なぜお腹の調子が悪くなるのでしょうか。
[ニンニク お腹]
■ニンニクでお腹の調子が悪くなる?
ニンニクは、食べることで元気が出る食材ですが、
スタミナがつく食材ということは、それだけ刺激が強いということでもあります。
ニンニクには、アリシン(アリイン)と呼ばれるものが含まれていて、
これには疲労回復の他に、殺菌作用もあります。
そのため、体内の良い菌までも殺してしまうことがあるのです。
体内に住んでいる良い菌の代表といえば、腸内で働いてくれている善玉菌です。
腸内の菌が急激に減ると、腸内環境が壊れてしまい、お腹の調子が崩れます。
ニンニクを食べた日の夜や翌日に、お腹の調子が悪くなって、
下痢をしたりガスが溜まったような感覚になるのは、これが原因です。
また、刺激が強いがために、胃痛を感じることもあります。
これらの症状は一時的なものなので、すぐに回復しますが、
ニンニクを食べた時に毎回同じ症状が出るのであれば、
食べ方を変えたり、食べる頻度や量を減らした方が良いでしょう。
効果的に食べてくれ~!
■ニンニクを食べる時の注意点
ニンニクを食べた後、どうしてもお腹の調子が悪くなる、
でもニンニクは食べたいという場合は、
いくつかの注意点を守って食べるようにしましょう。
ただし、注意点を守っても改善が見られないようであれば、
アレルギー等の可能性もあるので、無理には食べない方が無難です。
・1日の限界量
1日に食べられるニンニクの量を、まずは知っておきましょう。
ニンニクの1日の適量は、生の状態なら1かけ、
火を通したものなら2かけ~3かけだと言われています。
ごくたまにこれよりも多く食べる分には問題なくても、
常食するのであれば、限度を守るようにします。
ただ、1かけしか食べていなくても、
生のニンニクを食べると、お腹の調子が悪くなるという場合もあります。
その場合は、できるだけ生で食べないようにし、
しっかりと加熱してから食べるようにします。
火を通した状態でも、2かけ以上食べると具合が悪くなるという方もいます。
その場合は、食べる量を加減するのがお勧めです。
胃腸があまり強くないという方は、
生で食べずに加熱したものを食べるように心がけると、
お腹の調子が悪くなるのを防ぐことができます。
体調の悪いときは、無理にニンニクをとらないほうが良いです
・体調に合わせる
いつもは生のニンニクを食べても問題がない人も、
調子を崩している時は、少量を食べただけでお腹の調子が悪くなることがあります。
少し疲れている程度であれば、ニンニクは疲労回復にとても役立つ食材ですが、
疲弊しきった体や弱った体には、毒になることもあります。
体調が悪いと感じている時や、胃腸の具合が良くないと感じている時は、
無理にニンニクを食べようとせず、刺激の強くないものを食べるようにしましょう。
ゆっくり休んで、調子が良くなったら、
またおいしいニンニク料理を食べてスタミナをつけましょう。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培