ニンニク入り菜飯
■ニンニク入り菜飯
菜飯は、ダイコンやカブなどの葉を刻んでご飯を炊きこんだり、
炒めたり湯通しした青菜をご飯に混ぜた郷土料理です。
日本のスーパーでは、秋~冬の旬の時期でなくても、
ダイコンをよく見かけます。
けれど、立派な葉がついた状態のダイコンは、あまり見ません。
葉をつけたままにしていると、輸送時に傷つきやすくなったり、
邪魔になることがあるため、
葉を切り落とした状態で販売されていることがほとんどです。
カブは葉がついたまま売られていることが比較的多いですが、
切られていることもあります。
昔は葉つきが普通でしたが、現代では葉つきの方が珍しいのです。
けれど、この葉の部分にも、たっぷりと栄養が含まれています。
特にカルシウムが多く含まれていて、ビタミンAもホウレンソウと同等くらいあります。
食べたことがないという方も多いですが、シャキシャキとした食感と、
ほんの少しの苦みがアクセントとなり、とてもおいしい食材です。
菜飯はダイコンやカブの葉を使った代表的な料理です。
そこにニンニクを加えて香りをプラスすることで、さらに食欲が増す料理となっています。
●材料
ダイコンの葉……150g~200g
ニンニク……1かけ
ちりめんじゃこ(乾燥タイプ)……15g~20g
白ご飯……2合
ゴマ油……大さじ1
醤油……大さじ1
●作り方
1.ダイコンの葉はよく洗い、軸の部分は5mm幅くらいに刻みます。
葉の広い部分は、食べやすいサイズに細かく切ります。
ニンニクは皮を剥き、芽を取り除いてみじん切りにします。
2.フライパンにゴマ油とニンニクを入れ、弱火にかけます。
ニンニクが少し色づいてきたら、中火にしてちりめんじゃこを加えます。
ちりめんじゃこがカリカリになったら、ダイコンの葉を加えて炒めます。
ダイコンの葉がしんなりしたら、醤油を加えて炒め合わせ、
全体の余分な水分が飛ぶまで炒めます。
3.温かいご飯に炒めたダイコン葉を加え、全体をよく混ぜます。
器に盛り付けて、お好みでゴマをちらしたら出来上がりです。
●ポイント
ダイコンの葉は、大きなダイコンについている葉でも良いですし、
間引き菜として売られているものを使っても構いません。
間引き菜の方が軸が柔らかく、炒めた時に火が通りやすいです。
ご飯は炊きたてがおいしいですが、
冷ご飯をレンジで温めたものでも構いません。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培