ニンニク 関東の収穫時期
ニンニク栽培で、気になるのはいつ収穫できるかということです
ニンニクは栽培期間が長めの植物なので、特に収穫時期が待ち遠しいですね。
一般的には、5月~6月頃に収穫できるとされていますが、
では関東だけに絞ってみると、収穫はいつになるのでしょうか。
[ニンニク 関東の収穫時期]
■関東の気候区分
栃木県・茨城県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・東京都の、
1都6県を関東として考えるのが一般的です。
関東地方といっても、法律でなにか細かく決められているわけではないので、
人によって多少の認識が違う場合もあります。
野菜や草花を育てる時、苗についているタグや種袋に、
「温暖地」や「寒冷地」といった文言が記載されていることがあります。
日本は小さい国とはいえ、斜めに長く伸びた形をしているため、
地域によって気候が違い、育てられる植物が変わってきます。
植物は日々改良され、寒さに強くなったり、暑さに強くなったりしますが、
いずれにせよ育ちやすい気候で育てる方が、失敗が少なくなります。
「温暖地」や「寒冷地」の目安となるのは、1年間の平均気温です。
平均気温が高ければ、亜熱帯や温暖、低ければ極寒地や寒冷地、
その中間であれば中間地と区分されます。
そのため、同じ県内であっても、島と本島では気候に差が出ることがありますし、
同じ本島内であったとしても、山の上と平地では差が出てきます。
住んでいる場所の年間平均気温は、気象庁のサイトから調べることができるので、
一度調べて知っておくと、後々便利です。
以前は寒冷地に区分されていた地域でも、
温暖化が進んで中間地となる場合もあります。
関東は沿岸部と内陸に近い地域とで差が出やすいため、
温暖地・中間地・寒冷地すべての可能性を含みます。
収穫間近のホワイト六片
■関東のニンニク収穫時期
ニンニクの収穫時期として一般的に言われる5月~6月は、
中間地を基準としているため、寒冷地とはずれがあります。
温暖地とはほとんど差がないものの、それでも少しはずれてきます。
それぞれの主な収穫時期は以下の通りです。
温暖地(中間地)……5月中旬~6月
寒冷地…………………7月
ニンニクは冬の寒い時期はほぼ休眠しています。
冬を越えて気温が上がってくると、再び生育期に入って球を肥らせます。
そのため、気温の上がる時期が遅い寒冷地は、
その分収穫期が遅くなる傾向があります。
ただし、時期はあくまでも目安でしかありません。
収穫できるかどうかは、葉が黄変している具合や、
実際に1株掘ってみて確認してみるなど、他の条件でも見るようにしましょう。
■参考
・ニンニクの収穫時期
・ニンニク 収穫方法