ニンニク 葉が垂れる

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ニンニク 葉が垂れる

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Q:ニンニクを初めて育てているのですが、
順調に葉が伸びてきたと思った矢先に、葉が垂れてしまいました

葉が垂れていると、何か問題がありますか?

 

A:よく観察し、原因を特定しましょう。

 

 

[ニンニク 葉が垂れる]

 

 

ニンニクは、鱗片を埋めて育てます。

 

地中に鱗片を埋めた後は、地上に芽が出てくるまでドキドキしますが、
その後はすくすくと生長し、冬になると生長が止まります。

 

越冬前でも越冬後でも、葉が垂れさがってくると心配になります。

 

けれどニンニクの場合、自然と垂れ下がっているだけの場合も多いので、
心配しすぎるのもよくありません。

 

まずは、なぜ垂れ下がっているのかを知り、
状態をチェックしながら管理することが大切です。

 

ニンニクの葉が垂れさがる原因をまとめたので、チェックの参考にしてください。

 

また、葉の下垂によって地面と葉が近くなるのが気になる場合は、
敷きワラなどのマルチを敷いて、葉に土が触れないようにするのがお勧めです。

 

・自重で下がっている
ニンニクの葉は、トマトやナス、キュウリなどのように、

茎やツルに葉がついているタイプとは違い、

細長い葉が中心から伸びてくるタイプです。

 

地上に芽が出てきてすぐの頃は、葉も短いのでピンと張った状態を維持できます。
けれど葉が長くなってくると、どうしても自重によって垂れ下がってきます。

 

これは病気や不調などではなく、ごくごく自然な状態です。

 

葉の変色や病斑の出現、軸部分の異常などが見られないのであれば、
特に心配する必要はありません。

 

・徒長している
植物には、それぞれ適した日照量があります。
ニンニクは、栽培期間中に生育する時期と生育が止まる時期があります。

 

生育している間はできるだけ日当たりの良い場所が良いですし、
生育が止まっている時期であれば、多少日当たりが悪くても構いません。

 

生育期間中に日当たりが悪い場所に置いていると、
どうしても日照不足に陥ります。

 

すると、葉がひょろひょろと細長く育ち、垂れ下がりやすくなります。

健全に育っているニンニクの葉は、やや厚みがあってしっかりとした感触があります。

 

それに比べ、徒長しているニンニクの葉は幅が狭く厚みも薄い感じがします。

触った時に柔らかく感じ、色もやや薄くなります。

 

日当たりの悪い場所で管理していても、すぐに枯れてしまうことはありませんが、
生育不良によって球の肥りが悪くなることが多いので、
できるだけ日当たりの良い場所に移した方が良いでしょう。

 

・窒素が多い
ニンニクはとても丈夫で、育てやすい植物です。
多肥にしなくても生長しやすいので、初心者にもお勧めです。

 

ただ、あまりにも養分が足りない状態では、生育不良が起こります。
ある程度の肥料を与えることで、生育も球の肥りも良くなります。

 

ただし、与えすぎは禁物です。

地上部の葉を見ている分には、青々とした葉が大きく育っているように見えても、
肥料過多によって不調を起こしていることがあります。

 

特に窒素が多い状態になると、葉がやたらと大きく生長し、色が濃くなります。
一見するととても元気に見えますが、葉に厚みがある割には下垂が激しくなります。

 

指で葉をつまんで指を動かすと、
葉の表面と内側がずれるような感覚が出ることがあります。

 

これは窒素過多の典型的な症状です。

 

窒素が多くなることで細胞が弱くなり、葉を指で軽くこするだけで、
表面と内側がずれてしまうのです。

 

健全な葉であれば、軽くこすってもびくともしません。

 

葉色が濃く、葉のサイズも申し分ないけれど、
やたらと葉が倒れたようになる場合は、窒素過多を疑いましょう。

 

・病気にかかった
ニンニクは丈夫ですが、病気にかかることもあります。
ニンニクがかかりやすい病気の多くが、葉に症状が出ます。

 

葉をよく観察し、妙な変色や病斑、葉先の枯れ、
軸の腐敗や変色がないかを見ましょう。

 

何か異変を見つけたら、何が原因で起こっているのかを調べ、原因を特定します。

 

早くに対処できれば、改善できる病気もあるので、
異変があったからといってすぐには諦めず、できることをやってみましょう。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培



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ニンニク栽培 Q&A

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