ニンニク 茎が太い
4月のニンニクのようす
Q:ニンニクを初めて育てているのですが、
茎も太く立派で、背丈も伸びて元気そうに見えます。
もう4月、地中では立派なニンニクができているかと楽しみにしていますが、
地上部の茎などが大きければ、地下も大きく育ちますか?
A:良好な場合が多いですが、肥料過多には注意してください。
[ニンニク 茎が太い]
ニンニクは植え付けてから収穫するまで、半年以上かかります。
そのため、収穫まではドキドキした日々を送る方が多いです。
特に収穫時期が近づいてくると、地下が見えない分、
期待と不安の両方が大きくなっていきます。
育てているニンニクの茎や葉が立派に育っているということなので、
おそらくは特に問題なく育っているとは思います。
ただ、初めてニンニクを育てているということなので、
その株の大きさが正常かどうかの判断は難しいかもしれません。
もちろん、見るからに弱々しく育っている状態であれば、
何かしらの生育不良の状態といえます。
けれど、茎や葉が大きく育っていても、安心はできません。
茎や葉の状態にも、許容範囲があります。
細すぎるものも良くありませんし、
太すぎるものも何か異常が起こっている可能性があります。
茎葉があまりにも育ちすぎている原因の多くは、肥料過多です。
特にチッソが多い状態が続くと、地上部ばかりが繁茂して、
肝心の地下にある球がほとんど肥っていないということも少なくありません。
また、4月頃までは問題なく育っているように見えても、暖かくなってきたことによって、
病気や害虫の被害が出る可能性も高くなります。
肥料過多の状態になっていると、病害虫被害が出た時に爆発的に広がり、
栽培終盤で収穫を諦めることにもなりかねません。
なんとか収穫までたどり着いたとしても、なぜか乾燥が進まなかったり、
早い段階で腐敗が見られたりといった症状が出ることもあります。
もちろん、地上部がよく育っていれば、地下の球もよく肥る傾向にあります。
もし肥料過多になっていないのであれば、
おそらくは地下のニンニクもよく育っていることでしょう。
もし収穫したニンニクが思いのほか小さい場合や、
収穫後の腐敗が早いなどの症状が出た場合は、肥料過多の可能性が高いです。
次に栽培する時には、肥料の量や種類、追肥の回数などを見直しましょう。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培