ニンニク 無機肥料

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ニンニク 無機肥料

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ニンニクを栽培する時、どの肥料を与えるかは悩むところです

* 画像はホワイト六片、10.22撮影

 

 

肥料には無機肥料(化学肥料)と有機肥料があります。

 

それぞれに長所と短所があり、種類やメーカーにより効き目が異なります。
自分の栽培方法やニンニクに育てている土地、ニンニクに合う肥料を選ぶことで、
おいしくて立派なニンニクが育ちやすくなります。

 

こだわりのある方は、有機肥料のみを使って栽培することもありますが、
無機肥料のみや有機肥料と合わせて使用すると効果が上がりやすいです。

 

ニンニク栽培で無機肥料を与える時、どのような効果が期待できるのでしょうか。

 

 

[ニンニク 無機肥料]

 

 

■ニンニクと無機肥料

 

ホームセンターなどの園芸コーナーには、たくさんの肥料が並んでいます。
その中で、有機肥料と無機肥料が並んでいたら、どちらが気になりますか?

 

有機栽培にこだわっている方などは有機肥料に目がいきますし、
特にきにならない方は少し値段の安い無機肥料に目がいくかもしれません。

 

ニンニク栽培が初めてで、野菜栽培自体も初心者の方は、
どれを選べば良いかと迷うことも多いでしょう。

 

ニンニクの生育に合った肥料であれば、基本的にはどれを選んでも問題ありません。
ただ、有機肥料は効果が出るまでに時間がかかったり、肥料成分が環境で強弱が出るので、
使い慣れるまでは管理が難しいことがあります。

 

無機肥料は、水に溶け出る性質のため、肥料の効果が出るまでが速いです。
また、有機肥料では臭いや虫の発生が気になることもありますが、
無機肥料ではそういったことがほとんど起こりません。

 

その代わり、有機肥料は土を豊かにする土壌改良効果が期待できますが、
無機肥料にはそういった効果はほぼありません。

 

肥料には窒素・リン酸・カリが主成分として含まれています。
育てる植物の種類によって、この3要素の配合率を変えることで、
その植物に合った生育を促すことができます。

 

ニンニクの場合は、窒素・リン酸・カリが同じくらいのものか、
リン酸が多めのものを選ぶのがお勧めです。

 

無機肥料の場合、含まれている3要素の配合率がはっきりしていて、
窒素・リン酸・カリの効果がしっかりと出るのが魅力です。 

 

 

ホワイト六片を深型プランターで栽培中

 

 

■即効性と緩効性

 

無機肥料には、水に触れるとすぐに肥料成分が溶け出る即効性のものと、
ゆっくりと効果の出る緩効性のものがあります。

 

窒素・リン酸・カリの配合率がまったく同じであっても、
即効性か緩効性かで、肥効が持続する期間が異なります。

 

即効性のものは、肥効の持続時間が短いのが特徴です。
反対に、緩効性の肥料は持続期間が長く、数か月間効果が続くものもあります。

 

ニンニク栽培では、何もせずに地植えやプランターなどの容器で栽培する普通栽培と、
土の上に黒いマルチなどを敷いて栽培するマルチ栽培があります。

 

栽培方法の違いによっても、合う肥料が異なる場合があるので、
同じ無機肥料の中でも、合ったものを選ぶようにします。

 

・普通栽培
普通栽培は、土の上に何もかぶせずに栽培する方法で、
畝の端からなど肥料成分が流亡することがあります。

 

同じく、プランターなどの容器栽培でも、
水やりの際に容器の底から水が出るまで水を与えた時、
流れ出る水の中には肥料成分が含まれているため、肥料を失いやすいです。

 

この場合、効果の持続が短い即効性の肥料とこまめに与える方が確実です。
元肥・追肥(2回)をすべて即効性の肥料で与えることで、
必要な時に確実に肥料成分を吸収させることが可能になります。

 

 

ニンニクのマルチ栽培

 

 

・マルチ栽培
畝を黒いビニールマルチで覆って栽培することをマルチ栽培と呼びます。

 

マルチ栽培は、普通栽培と違って、畝の周りから肥料成分が流出することが少なく、
畝の範囲に肥料が留まります。

 

そのためマルチ栽培は、元肥として加える肥料を緩効性肥料にすることで、
一発で栽培期間中のすべての肥料をまかなうことができるようになります。

 

元肥も栽培中の追肥も、1㎡あたりどれくらい与えるかがだいたい決まっています。
それらをあらかじめ計算し、土作りの段階で元肥として加えておきます。

 

この時、注意が必要なのが、植え付けの1週間前に元肥を加えることです。
緩効性肥料は、肥料の周りに特殊な加工がされているため、
肥料成分が少しずつ、長く溶け出る仕組みになっています。

 

ただし、植え付け予定日よりも1ヶ月も2ヶ月も前から元肥を加えていると、
雨などでじわじわと肥料が溶け、予定よりも早く肥料が切れます。

 

堆肥などを土に混ぜるのは2週間以上前でも構いませんが、
元肥となる緩効性肥料を加えるのは、1週間前にしておきましょう。

 

緩効性肥料を使っていても、途中で肥料が足りなくなることがあります。
葉色が悪くなるなど、肥料切れのサインが出たら、
即効性のある液体肥料を与えて様子を見るようにしましょう。

 

また、マルチ栽培で育てる場合でも、普通栽培と同じように、
元肥と追肥に分けて肥料を与えることができます。

 

その場合は、普通栽培の時と同じ即効性肥料を与えるようにします。
即効性の肥料を与えても、普通栽培より肥料成分の流亡が少ないので、
くれぐれも肥料過多にならないよう注意をして与えましょう。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培



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ニンニク栽培 Q&A

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