ニンニク種球 食べられる?
ホワイト六片種球
ニンニクを育てようと種球を買ったのはいいけれど、
いざ植え付けてみると種球が残ることがあります。
余った種球を植えるスペースがあれば良いですが、
もうニンニクとして育てるためのスペースがない、ということもあります。
そんな時、余った種球がとてももったいなく感じますが、
この種球は食べることができるのでしょうか。
[ニンニク種球 食べられる?]
■ニンニク種球 食べられる?
ニンニク栽培用の種球が余ることはよくあります。
そのまま処分してしまうのももったいないように感じますが、
しかし食用と書かれていないものを食べるのにも勇気がいります。
ニンニク栽培用の種球として販売されているニンニクも、
スーパーで販売されているニンニクも、それほど大きな違いはありません。
園芸店やホームセンターで販売されている種球には、食用の表記はありませんが、
市販されている食用のニンニクと同じであることが多いです。
販売の規定上、種球として販売するものを、食用とは書けないのです。
ニンニク種球のパッケージをよく見てくださいね
種球として販売されているニンニクには、
消毒などの薬剤処理が行われているものもあります。
その場合は、パッケージなどに「食べないでください」や「消毒済み」などと
明記されているので、種球が入っていたパッケージをよく見ておきましょう。
それでも「食べられます」と明記されていない種球に不安が残るのであれば、
食べない方が安心でしょう。
種球を食べることは、推奨されているわけではありません。
余った種球を食べること自体は、すべて自己責任となるので、
不安な場合は食べずにほかの用途に使いましょう。
5cm~10cmの株間にして葉ニンニクを栽培できます
■余った種球の使い道
余った種球を処分するのは忍びない、けれど料理に使うのはちょっと怖い、
そんな時は、葉ニンニクとして栽培するのがお勧めです。
葉ニンニクは、ニンニクの鱗片から出てくる芽が育ったところで収穫します。
地下の球部分を肥大させる必要がないため、生育スペースが狭くて済みます。
球ニンニクは、鱗片1つ1つを植え付ける時の株間が、15cm~20cmほど必要ですが、
葉ニンニクの場合は5cm~10cmほどで済みます。
地植えが難しい場合は、プランターや鉢でも栽培可能です。
根もそれほど深くは張らないので、深型の大きいプランターも必要なく、
標準的なもので十分です。
>>葉ニンニクの育て方
「麻婆豆腐」「天ぷら」「回鍋肉」「中華スープ」などにすると、旨みがあり美味です。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培