葉ニンニク 育て方

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葉ニンニクの育て方

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haninnniku (2)

沖縄ヘルシー球根 葉にんにく C )錦幸園

 

 

葉ニンニクとは、ニンニクの葉の部分を食用とする野菜です。

 

*2016年12月10日 『満天☆青空レストラン』で、宮川大輔さん、タカトシさんが、
高知県南国市の葉ニンニクを取材してました。

 

高知県で栽培された「四川(しせん)」の料理です。
「ぬた」「串焼き」「天ぷら」「回鍋肉」「中華スープ」など、
とっても美味しそうでした♪

 

このサイトでも、葉ニンニクのレシピを今後もどんどん紹介いたします。

 

元は普通のニンニクと同じですが、球を肥らせる必要がないため、
球ニンニクよりも短期間で栽培することができます。

 

見た目はニラに似ていますが、ネギともニラとも違う、
ニンニクの香りがして、甘くシャッキリとした食感です。

 

プランターなどの容器栽培も簡単にできるので、
初心者の方にもお勧めです。美味ですよ♪

 

 

[葉ニンニクの育て方]

 

■葉ニンニクの育て方

 

・品種
葉ニンニクを育てる場合は、
球ニンニクのように太らせる必要がありません。

 

食用とするのは葉の部分なので、
できるだけ葉の育ちが良い品種を選ぶのが良いです。

 

一般的な球ニンニク用の種球をばらしても使えますが、
それでは鱗片も大きく、葉ニンニク用として使うには、
少しもったいない気がしますね。

 

できれば、ホームセンターや園芸店などで、
「葉ニンニク」として売られている鱗片を使います。

 

上海早生、遠州極早生など暖地向きの品種が、
葉ニンニクに向いています。

 

 

・鱗片の仕分け
球ニンニクと同じ品種を使いたい場合は、
鱗片の大きさごとに仕分けをします。

 

大きいサイズのものは球ニンニクとして育て、
小さいものは葉ニンニクとして育てると無駄がありません。

 

葉ニンニク用として売られている鱗片も、大きさには差があります。
大きさを混ぜて植えてしまうと、生育が揃わないので、
できれば大きさ別に分けておきます。

 

だいたい大・中・小くらいの大きさに分けておき、
それぞれにエリアを分けて植え付けることで、
鱗片の大きさごとに生育が揃います。

 

 

紫々丸の葉ニンニクは絶品です!

寒冷地向けのホワイト六片に比べ香りとシャキ感、甘みがありました、

南方系ニンニクの葉が美味しいです

 

 

・植え付け
植え付けの時期は球ニンニクとほぼ同じですが、
暖地の場合は、暑さが過ぎてから植え付けた方が、
鱗片が傷む心配がありません。

 

葉ニンニクは、8月~12月まで植え付けることができます。

 

植え付け方も基本的には球ニンニクと同じですが、
球を肥らせる必要がないため、株間や条間は狭くできます。

 

鱗片の大きさによって、4cm~6cmくらいの、
株間と条間をとるようにします。

深さは、3~5㎝ほどで良いでしょう。

 

これはプランターや鉢で育てる場合も変わりません。
ただし、暖地でハウス栽培をする場合は、
株間を少し広めにとっておいた方が、
風通しがよくなるので蒸れを防ぐことができます。

 

球ニンニクと違うのは、
植え付け前に十分に土を湿らせておくことです。

 

土を湿らせておくことで、鱗片に十分な水分が供給され、
芽が出やすくなり、発芽も揃いやすくなります。

 

寒冷地の場合は、すでに気温が低くなっている場合があるため、
地温を上げる必要があります。

 

植え付けの1週間ほど前に、畝をたてたら水をかけて湿らせます。
その上からビニールをべたがけしておくと、
植え付ける頃には地温が20度くらいまで上がっています。

 

・水やり
葉ニンニクの場合は、
あまり乾燥気味にならないように水を管理します。

 

地植えでもプランターでも、土の表面が乾いたら水を与えます。

 

気温が低くなってきても、ハウスやトンネルで栽培だと、
日中は気温が上がって土も乾きやすくなります。

 

外気に左右されず、土の状態をよく見て、
乾いていたら水を与えるようにしましょう。

 

 

ニラのように使うと美味しいです、麻婆豆腐・回鍋肉も美味

 

 

・追肥
葉ニンニクは、球ニンニクに比べると栽培期間が短いため、
元肥だけでも足りることがあります。

 

生育中に、葉の色や生育が悪いと感じたら、
即効性のある化成肥料や液体肥料を与えるようにします。

 

初心者の方は、葉色を見極めるのが難しいかもしれません。
その場合は、葉が3cmほどに伸びたら追肥をします。

 

その後、20日おきに3回追肥を繰り返しましょう。
この時に与える肥料も、即効性のある、
化成肥料か液体肥料を与えるようにします。

 

粒状の化成肥料を与える時は、
ニンニクに直接触れないように注意しましょう。

 

マルチの上から与えたり、少し離した場所にばらまきます。
土が乾燥していると、肥料成分が溶けだしにくくなるので、
追肥した時に土が乾いていれば、水やりをしておきます。

 

・トンネル・ハウス
冬や春に収穫する場合や、寒冷地などでは、
トンネルやハウスでの栽培となります。

 

トンネルやハウスでの栽培では、
日中のトンネル内の気温に注意が必要です。

 

時期によっては、晴れの日にトンネル内の、
気温が上がりすぎてしまうことがあります。

 

日中は20度~25度におさまるようにし、
夜は0度を下回らないように注意します。

 

気温が上がりすぎたら、
トンネルやハウスの裾や肩をあけて換気をし、気温を下げます。

 

また夜に冷え込む時期になってきたら、
夕方にはあけた裾や肩を閉じて、寒くなりすぎないように注意します。

 

・収穫
葉の数が3枚~5枚、草丈が25cm~40cmくらいで、収穫できます。

 

寒冷地だと、生育が遅くなりがちですが、
暖かくなる前に収穫を終えるようにします。

 

春になってしまうと、
生育スピードが急激に早くなる上、葉が硬くなります。

 

植え付けた時期や環境によっては40日ほどで収穫できますが、
気温が低い、生育が途中で滞った場合は、収穫まで2ヶ月ほどかかります。

 

 

ネギコガのさなぎ

 

 

■病害虫

 

トンネルやハウスでは、密室となりやすいため、
病害虫が発生しやすくなります。

 

葉ニンニクは葉を食用とするため、サビ病やネギコガなど、
葉が傷んだり食害されたりする被害は避けたいものです。

 

できるだけ空気がこもって風通しが悪くならないように、
時々換気をするようにしましょう。

専用の薬剤を散布し、防除する方法もあります。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培



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