ニンニク栽培 北海道
ニンニクは耐寒性が強いため、北海道でも栽培が可能です。
ただし、北海道は日本の中でも特に寒いため少しコツが必要となります。
北海道でのニンニク栽培の、
品種選び、植え付け時期、地温の確保などについてご紹介します。
[ニンニク栽培 北海道]
■ニンニク栽培 北海道
1.品種選び
北海道は寒冷地となるため、
ニンニクも寒冷地に向いた品種を選ぶようにします。
有名なものでは、ホワイト六片があります。
北海道で栽培されている富良野であれば、
北海道でも間違いなく育つでしょう。
また、販売されている種球に品種が明記されていなくても、
どこで育てられたものかは記載されていることがほとんどです。
九州や中国地方などが産地となっているものは、
暖地系であることが多いため避けるようにします。
同じ寒冷地である、
青森や北海道などの記載があるものを選んで購入します。
ホワイト六片
2.早めに植え付ける
北海道は中間地や暖地に比べると、寒くなり始めるのが早いです。
そのため、植え付けが遅くなってしまうと、
発芽するまでに至らず、土の中で腐ってしまうことがあります。
一般的なニンニクの植え付け適期は、9月中旬頃~11月までですが、
北海道で11月に植え付けてしまうと、すぐに寒くなってしまいます。
とはいえ、夏の暑さがまだまだ残っているうちに植え付けると、
うまく発芽しないこともあります。
ただ、植え付けが早かった場合は、
運が良ければ発芽温度になった時に発芽し、問題なく育ちます。
どちらかといえば、早く植え付けるよりも、
遅く植え付けた方が生育に支障が出ることが多いので、
夏の暑さが過ぎ、朝晩が涼しくなってきたら植え付けるのが良いです。
菜園仲間の幸さんもマルチに挑戦しました
3.地温を確保する
寒冷地向きの品種であれば、耐寒性はとても強くなります。
それでも、できるだけ地温を上げて栽培する方が、
休眠前後の育ちがよくなります。
ニンニクを植え付ける時に、
黒いビニールでできたマルチを土の上に敷くことで、
地温を上げることができます。
等間隔に穴があいているものであればそのまま使えて便利ですし、
穴のあいていないもの、ハサミなどで穴を作れば問題ありません。
◎北海道でのニンニク収穫時期
同じ日本国内でも、地域によって暖地・温暖地(中間地)・寒冷地、
という3つの気候区分に分かれています。
この3つの他にも、亜熱帯と極寒地があるのですが、
日本で区分されることはほとんどありません。
北海道は日本の中でも北に位置しているため、寒冷地とされています。
寒冷地の場合、冬の間の気温が低いという特徴もあります。
さらに寒くなり始めるのが早く、暖かくなり始めるのが遅い、
という特徴がある場合が多いです。
そのため、植物を育てる時には、
暖地や中間地とは少し違うコツが必要となる場合もあります。
ニンニク栽培では、寒冷地向きの品種を植え付けたり、
植え付け時期を早めにするなどのコツがあります。
ニンニク栽培中の最大の楽しみである収穫も、寒冷地だと少し変わってきます。
ニンニクの収穫時期は、一般的には5月下旬~6月頃とされています。
ところが、気温の上がる時期が中間地よりも遅い、
寒冷地は、収穫時期も少し後ろにずれるのです。
寒冷地である北海道は、7月頃が収穫時期となります。
もちろん育てている品種や、栽培環境によって時期は前後しますので、
絶対に7月に収穫できるというわけではありません。
ニンニクによって収穫のタイミングはそれぞれなので、7月という時期にだけとらわれず、
葉色の変化など他の目安も基準に入れて、収穫するタイミングをはかるようにしましょう。
*ニンニクの植え付けは品種・地域によりますが、
一般に、9月中旬から11月一杯行えます。
地植え、プランター栽培でも気軽に育てられます。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培