ニンニクの茎
ニンニクの茎と豚肉の炒め物
ニンニクの茎と聞くと、どのようなものを思い浮かべますか?
実はニンニクの茎は、料理に使える食材なのですが、意味は2通りあります。
ニンニクの茎とは、どのようなものを指した言葉なのでしょうか。
[ニンニクの茎]
■葉ニンニクとしてのニンニクの茎
ニンニクの茎=生長している時のニンニクの茎部分とする場合、
それは葉ニンニクのことを指しています。
葉ニンニクは、ニンニクの鱗片から伸びてきた葉を収穫したものです。
育て方はとても簡単で、まずニンニクの鱗片を土に埋めます。
しばらくすると芽が出てくるので、それをそのまま育て、
葉の長さが20cm~30cmほどになったら株元から収穫します。
葉の幅が広いニラのような姿で、炒め物やスープなど使い方はさまざまです。
外見はニラのようですが、実際に食べてみると、ニンニクの香りがするのが特徴です。
ニンニクよりも香りや味がマイルドなので、ニンニクが少し苦手な方にお勧めです。
■ニンニクの芽としてのニンニクの茎
ニンニクの芽も、実はニンニクの茎と呼ばれることがあります。
ニンニクの芽は、ニンニクが生長する過程で伸びてくる花茎を収穫したものです。
スーパーなどでも年中売られているので、見たことがある方も多いでしょう。
こちらも炒め物やスープなど、色々な料理に使うことができます。
葉ニンニクは葉の部分なので柔らかいですが、
ニンニクの芽は花茎の部分で、さっと茹でたり炒めたりするだけでは硬いです。
下茹でをしたものを使えば、さっと炒めるだけでも食べられます。
ニンニクの花茎は、品種によって長く伸びるものとそうでないものがあるため、
ニンニクの芽を目的として栽培するのであれば、品種を選んで育てます。
中国ホワイトや暖地系のニンニクが適しています。
また、玉ニンニクを栽培する時、花茎が伸びてきたら本来は早めに摘み取りますが、
それを長くなるまで待ってから収穫するため、
地下の玉部分があまり育たないことがあります。
栽培方法としては、玉ニンニクとほぼ同じなので、
ニンニクを育てたことがある方なら、簡単に育てることができます。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培