ニンニクの醤油漬け
ニンニクを生で長期間保存するのには、少しコツが必要ですが、
醤油漬けにすることで、簡単に長期保存ができます。
冷蔵庫で保存すれば、2~3年は使うことができます。
[ニンニクの醤油漬け]
■ニンニクの醤油漬け
ニンニクの醤油漬けは、とても簡単です。
端的に言えば、皮をむいたニンニクを醤油に漬けるだけです。
量も目分量でなんとかなるので、
ニンニクや瓶の大きさなどに合わせて調整することも可能です。
◎ニンニクの醤油漬け 作り方
1.醤油漬けを入れておく瓶を消毒します。
あらかじめ煮沸消毒した瓶を乾かしておきます。
2.ニンニクを鱗片ごとばらし、皮をむき、根の硬い部分を少し切り取ります。
・ニンニクを切って
基本のレシピでは、ニンニクを切らずに鱗片を入れています。
鱗片のままだと、食べごろになるまで時間がかかるのが難点です。
みじん切りやスライスしたニンニクを使うと、早く漬かります。
鱗片のままなら1か月ほどかかりますが、
カットしたものなら2週間くらいで食べられるようになります。
切ってあるので、料理に使う時も時短になります。
・ニンニクに火を入れて
皮をむいたニンニクを、茹でたり蒸したり、レンジにかけたりして、
火を通した状態で、醤油に漬けることもできます。
生の状態よりも辛みが抜け、
さらにマイルドになるので食べやすくなります。
ただし、火を入れている分、傷みも早いので、
食べごろを迎えた後は、できるだけ早く食べきるようにします。
・調味液にする
基本は醤油のみでニンニクを漬けますが、
お好みで醤油の他に調味料を加えても旨みが楽しめます。
砂糖やみりんを入れて甘みを出したり、
刻んだ鷹の爪などを加えることで、
ただの醤油漬けとはずいぶんと味が変わります。
醤油にニンニクの香りが移ったものも使い勝手がありますが、
すでに調味されてニンニクの風味もついたものも、料理の幅が広がります。
■ニンニクの醤油漬けの応用
ニンニクの醤油漬けを使うことで、
ニンニクの風味を簡単につけることができます。
醤油の染みたニンニクは香りや辛みがマイルドになり、
醤油にはニンニクの食欲をそそる香りが移っています。
単体で使っても、両方を使っても、別の調味料などを加えても、
格別の美味しさを味わうことができます。
・漬け込む
ニンニクの香りが移った醤油の部分だけを使い、
食材を漬け込むことができます。
ニンニクが肉類との相性が良いため、
薄切りにした肉を漬け込んで焼肉にするだけでも、
醤油だけで漬け込むのとは全く違った風味が楽しめます。
カットした鶏肉を漬け込み、小麦粉や片栗粉をまぶして揚げれば、
それだけでご飯がすすむ唐揚げになります。
・炒め調味料
いつも普通の醤油を使うところで、
ニンニクを漬けた醤油に変えるだけで、風味がプラスできます。
いつもの野菜炒めも、ニンニクの醤油漬けの醤油を使うだけで、
香りがとてもよくなり食が進みます。
ホウレンソウや小松菜などの葉物野菜を、
ただニンニクの醤油漬けの醤油を使って炒めるだけでも、
お酒にもご飯にも合うスピード料理になります。
野菜だけでなく、和風パスタの仕上げに使うことで、風味が増します。
・チャーハンの具
醤油に漬けたニンニクは、漬ける前よりマイルドになっているため、
そのまま食べてもおつまみになります♪
けれどそのままはちょっと、という場合は、
刻んで料理に使ってみましょう。
醤油に使ったニンニクを細かく刻んで炒め、
そこにご飯と溶き卵を入れてチャーハンにすると、
いつもと違ったチャーハンを楽しめます。
単純な卵チャーハンも、醤油に使ったニンニクを入れることで、
口に運ぶ手が止まらなくなります。
・薬味
みじん切りやスライスした醤油に使ったニンニクを、
刺身などの薬味にすることもできます。
一番のおすすめはカツオのたたきです。
生ニンニクを添えて食べることが多いカツオのたたきですが、
醤油に使っているだけで各段においしくなります。
醤油の味がついている分、ニンニクがマイルドになっていて、
カツオ特有の臭みを抑え、旨みを引き出してくれます。
■参考
・ニンニクの収穫時期
・ニンニク 収穫方法