ニンニクの芽 保存
ニンニクの芽 保存
ニンニクの芽は、炒め物やスープなど、幅広い料理に使えて便利ですが、
たくさんあると消費に困ることがあります。
ニンニクの芽をできるだけ長く楽しむためには、
どのような保存法があるのでしょうか。
[ニンニクの芽 保存]
■ニンニクの芽 保存
ニンニクの芽を保存する時は、常温は向きません。
玉ニンニクを保存する時は、通気性の良い状態であれば常温保存は可能ですが、
ニンニクの芽は水分が多いので、冷蔵が基本となります。
冷蔵の他にも保存法があるので、ぜひ試してみてください。
・冷蔵保存
購入したり収穫したニンニクの芽を、
数日にうちに消費するのであれば、冷蔵保存ができます。
冷蔵庫の野菜室であれば、温度は低すぎないので、
ニンニクの芽を保存しておくのに適しています。
冷蔵で保存する場合は、長いまま切らずに保存します。
切ってしまうと表面積が広くなり、酸化が早く進んでしまいます。
また、乾燥を防ぐために、ビニール袋に入れておくようにします。
下茹でをした状態のニンニクの芽も、
保存袋やタッパーなどの密閉容器に入れることで冷蔵保存が可能になります。
この場合は、野菜室ではなく、冷蔵室に入れておく方が良いでしょう。
生で冷蔵保存する場合は、長くても3日~5日ほどのうちに使い切るようにします。
すでに下茹でしてあるものは、生のものよりも日持ちがしないので、
1日~2日のうちに使い切るようにするのがお勧めです。
それよりも長く保存したい場合は、冷凍保存に切り替えるようにしましょう。
冷凍保存は新鮮度を保ちやすいです
・冷凍保存
ニンニクの芽がたくさんあり、
冷蔵での保存期間では使い切るのが難しい場合は、冷凍保存が良いでしょう。
冷凍保存をする場合は、下処理が必要となります。
塩を加えたお湯で1分ほど茹で、氷水に素早く入れます。
氷水に入れずに放置すると、熱がどんどん加わり、色が悪くなる原因となります。
下茹でしたニンニクの芽が冷えたらざるにあけ、水分を切ります。
ニンニクの芽の表面に残った水分を、キッチンペーパーなどを使ってふき取り、
料理に使いやすい長さに切ってから保存袋に入れます。
保存袋の中が平らになるようにならし、空気を抜いて口を閉めます。
保存袋の中のニンニクの芽が重ならないように冷凍庫に入れ、凍らせます。
下茹でをしてあるので、使いたい時に使いたい量を使えます。
ただ、炒め物に使う場合は、半解凍くらいにしてから使うのが良いです。
完全に凍ったままで使うと、フライパンの温度が急激に下がり、
他の具材から水分が出やすくなります。
・醤油漬け
日持ちがして、さらにおつまみやご飯のおともとして、
そのままポリポリと食べることもできるのが、ニンニクの芽の醤油漬けです。
簡単でおいしいニンニクの芽の醤油漬けのレシピをご紹介します。
■ニンニクの芽の醤油漬け
●材料
ニンニクの芽……1袋~2袋
醤油、酢、水……各100cc
砂糖……50g~100g
●作り方
1. ニンニクの芽を洗い、下の硬い部分(3cm~4cm)を切り落とします。
2. 小鍋に醤油、酢、水、砂糖を入れて中火にかけます。
3. 耐熱容器に水気をふき取ったニンニクの芽を入れ、沸騰した漬け汁を加えます。
4. 粗熱がとれたら容器のフタをし、冷暗所で3日~1週間ほど置きます。
5. 漬け始めてから数日経ったら、漬け汁のみを小鍋に出し、沸騰させます。
6. 漬け汁がしっかりと冷めたら、再び容器に入れて、
ニンニクの芽と一緒に冷暗所で保存します。
●ポイント
調味料の量は、お好みで加減してください。
甘さが不要なら砂糖を入れなくても構いません。
酢が苦手ながら量を減らして構いません。
何度か作ってみて、好みの味を見つけてください。
熱々の漬け汁で漬けることで、ニンニクの芽に多少火が入って食べやすくなります。
2回目に漬け汁を沸騰させることで、保存性が高まります。
ただし、2回目は必ず漬け汁が冷めてから容器に戻します。
お好みで、トウガラシやニンニクなどを加えても構いません。
ニンニクの芽だけでなく、タマネギやエゴマの葉、ニンジン、ダイコンなど、
他の野菜を一緒に漬けこむこともできます
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培