ニンニクの芽 栄養
ニンニクの芽 C)葉ニンニクのアースエイド 画像3点とも
ニンニクの芽は、中華料理などの炒め物に使われることが多く、
パンチの効いたおいしさがあります。
ニンニクから発生する花茎の部分を収穫したものが、
ニンニクの芽として料理に使われます。
そのため、ニンニクによく似た香りを持っているのが特徴です。
そんなニンニクの芽には、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。
また、ニンニクとの違いはあるのでしょうか。
[ニンニクの芽 栄養]
■ニンニクの芽 栄養
まずは、ニンニクの芽に含まれているおもな栄養素をご紹介します。
・カロテン
カロテンは、緑黄色野菜に多く含まれているといわれている栄養素です。
体内で目に良いとされるビタミンAに変換されるため、
プロビタミンAと呼ばれることもあります。
がん予防や抗酸化作用など、様々な健康に良い効果が期待できます。
ニンジンやカボチャといった、色の濃い野菜に含まれていることが多いです。
ニンニクの芽も、鮮やかな緑色をしているため、カロテンが多いでしょうか。
・ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの生成に欠かせない成分のため、
美容に良いとされています。
人体では作り出すことができないため、
食べ物などによって摂取する必要があります。
免疫力を高める効果もあるため、風邪予防にも良い成分です。
ビタミンCといえば、レモンなどの酸味の強いものをイメージしますが、
ニンニクの芽のように特に酸っぱくはないものにも、
多く含まれていることがあります。
・葉酸
葉酸は、DNAの形成時に必要となる栄養素の1つです。
そのため、妊娠中にはたくさんの葉酸が必要になるといわれています。
近年は、妊娠中だけでなく、妊娠希望の方も摂取すると良いといわれています。
葉酸は、エダマメやアスパラガス、ソラマメ、ホウレンソウ、
といった緑色の野菜に含まれていることが多い栄養素でもあります。
ニンニクの芽はぐんぐん伸びる精力的な細胞を持っている上に、
緑色をしているため、葉酸が多く含まれているのかもしれません。
ニンニクの芽の炒め物は美味しくて栄養たっぷりです
■ニンニクとの違い
ニンニクの芽とニンニクは、風味はよく似ていますが、
含まれている栄養素の量には差があります。
ニンニクの芽の方が多く含まれているものには、カロテンやビタミンC、葉酸です。
食物繊維は100g単位で見ると、
ニンニクの芽が3.8g、ニンニクが5.7gと、ニンニクの方が多いです。
ところが、ニンニクは100g単位で食べるようなものではありません。
ニンニクを1つの料理に使う量を考えれば、
ニンニクの芽の方が食物繊維もたくさん摂取しやすいということになります。
また、カロリーにも差があります。
100gあたり、ニンニクの芽が45キロカロリーに対し、
ニンニクは134キロカロリーと、ずいぶんニンニクの方がカロリーが高いです。
ただ、これも食物繊維と同じで、ニンニクを使用する量を考えれば、
それほど気にする必要はありません。
カルシウムもニンニクの芽の方が含有量が多いです。
カルシウムの含有量がもともと多い食品に比べると、
特別多い野菜というわけではありません。
けれど、ニンニクかニンニクの芽を選ぶ時、
カルシウムを多く含んでいる方を選びたいという場合は、
ニンニクの芽を選んだ方が多く摂取できます。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培