ニンニク 種球の消毒
[ニンニク 種球の消毒]
購入したニンニクや自家製の種球が未消毒のものだった場合、
そのまま植え付けることもできます。
ただし、ニンニクは繊細な部分もあるので、
病気や害虫の予防として消毒をすることは、とても効果があります。
必要な薬剤を準備することができれば、自宅でも消毒できます。
農薬ですから、くれぐれも注意して取り扱いましょう。
種球はばらして、選別しておきます
■ニンニクの消毒に準備するもの
・ニンニクの種球
消毒をする前にばらしておき、
傷みのない大粒のものを植え付け用に選んでおきましょう。
選別が終わった後は、重量をはかっておき、
必要な薬剤の分量を計算して準備しておくと、慌てずに済みます。
アクテリック乳剤 C)日本農業システム楽天市場店
・アクテリック乳剤
チューリップサビダニを駆除する薬剤です。
チューリップサビダニは、
発芽したばかりの若い葉につき、吸汁して弱らせます。
ニンニクに使用する場合は、
1000倍に薄めたものに2時間つけておくようにします。
*アクテリック乳剤の詳細説明はこちらです。
http://www.greenjapan.co.jp/acteric_n.htm
ベンレートT水和剤 C)北興化学工業
・ベンレートT水和剤
イモグサレセンチュウや黒腐菌核病を予防する薬剤です。
同じ「ベンレート」という名がついていても、ニンニクに使えなかったり、
表面にまぶすことができないものがあるので、購入する時は必ず確認しましょう。
*ベンレートT水和剤の詳細説明はこちらです。
http://www.hokkochem.co.jp/nouyaku/product/20888.pdf
■ニンニクの消毒の手順
1.ニンニクの種球は、あらかじめばらしておき、
小さすぎるものや変色、傷みのあるものは取り除いておきます。
2.バケツやタライなどに、
まずアクテリック乳剤を使った消毒液を作ります。
アクテリック乳剤は1000倍に薄めて使うので、
間違わないようにしましょう。
3.1000倍に薄めたアクテリック乳剤の中に、
ばらして選別しておいたニンニクの種球を入れ、2時間つけておきます。
4.アクテリック乳剤に2時間つけ終えたら、
ビニールシートなどの上に種球を出し、
必要な量だけベンレートT水和剤をふりかけ、
全体にまんべんなくまぶすようにします。
ベンレートT水和剤は、塗布するニンニクの重量の、
0.5%~1%の量を用意しておきましょう。
5.ベンレートT水和剤を全体にまぶしたら、
種球が重ならないように広げて乾燥させます。
その日の天気や気温などで乾く時間が異なるので、
植え付ける当日に消毒せず、前日前に消毒を済ませて、
あらかじめ植え付けの準備をしておきましょう。
*ニンニク地植え、プランター栽培の方法をわかりやすく書いてみましたのでご覧ください。
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培