紫々丸 ししまる

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紫々丸(ししまる)

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sisimaru
ニンニクに「紫々丸(ししまる)」という品種があります

 

 

紫々丸、なんともかわいらしい名前ですが、聞いたことがありますか?

 

暖地に住んでいて、ニンニク栽培のするために、
種球を探したことのある方は、ご存じかもしれません。

 

スーパーなどで並ぶことはあまりありませんが、
栽培品種としては、たいへん人気のある品種です。

 

 

紫々丸の種球

 

 

紫々丸の鱗片

 

 

[紫々丸]

 

 

■紫々丸の特徴

 

・色・形
紫々丸の最大の特徴は、色の鮮やかさと鱗片の数です。
販売されている状態によっては、表面の皮にあまり色が出ておらず、
白い皮にうっすら紫が浮かぶ程度のこともあります。

 

その白っぽい皮を一枚剥くと、中からとても鮮やかな色の赤紫色の皮が顔を出します。
色が濃いのは皮だけで、すべての皮を取り除けば、真っ白な鱗片になります。

 

重さは、1球だいたい60gぐらいと、ホワイト六片と比べるとやや重いです。
大きさはさほど変わりがないので、ギュッと中身が詰まっている状態です。

 

ただ、鱗片が20個前後に分かれるため、1つの鱗片が小さく、細かい印象です。
鱗片の1つ1つが小さいので、少し皮が剥きにくいのが難点です。

 

・香りと味
色が濃く、鱗片が小さいのでとても特徴的な見た目ですが、
味や香りは、コクがあり美味しく、他の料理の邪魔になる癖はありません。

 

鱗片が小さいので、丸ごと火を通す調理よりも、
みじん切りやスライスにして、料理の風味づけとして使った方が合います。

少しだけ風味をつけたい時、鱗片が小さいので少量使いができます。

 

 

余った種球は葉ニンニクにすると美味しいです

 

 

■紫々丸の栽培のコツ

 

名前には何もついていませんが、早生品種です。
暖地での栽培に向いているため、収穫が4月下旬頃から始まります。
そのため、肥料を止める時期が他とは違うので、注意します。

 

トウ立ちをしても、花茎が出てこないため、
茎ニンニク(ニンニクの芽)の栽培には向きません。

 

花茎が止まった部分の葉鞘が膨らむため、
そこで止まってしまっているのがよく分かります。

 

葉ニンニクにすると、香りが良くとっても美味ですよ、
鮮やかな色が魅力の球ニンニクに栽培するのも美味しいです。

 

■参考
・ニンニクの収穫時期
・ニンニク 収穫方法
・ニンニク栽培 北海道



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ニンニク 品種

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