無臭ニンニク
無臭ニンニク、他のニンニクと比べ、大きくて臭いが少ないのが特徴です
無臭ニンニクはニンニクではなく、リーキという西洋のネギの仲間です。
臭いが少ないことから、ニンニク特有の香りが苦手な方や、
翌日の臭いが気になる、胃が弱い方などに人気があります。
無臭ニンニクとは、どのようなニンニクなのでしょうか?
[無臭ニンニク]
■無臭ニンニクの特徴
・色・形
無臭ニンニクの外見は、ジャンボニンニクにとてもよく似ています。
それもそのはずで、無臭ニンニクはジャンボニンニクの仲間なのです。
一般的な六片ニンニクと比べると、
球の大きさがだいたい6倍~8倍とかなり大きいです。
無臭ニンニクの1片が、六片ニンニクの1球と同じ重さということもよくあります。
形はニンニクよりも少しいびつな形をしていて、
トウ立ちしたタマネギや分球したネギなどによく似ています。
皮は白か、少し緑色がかったような色をしていることがあります。
・香りと味
無臭と名がついているように、香りはとても薄いです。
まったくしないということはありませんが、
通常のニンニクに比べると14分の1くらいにしかならないこともあります。
どちらかというとネギに近いため、味や香りもネギに近いものがあります。
味や香りが濃厚というわけではないので、全体的にとてもあっさりしています。
ニンニク特有の香りと味が好きな方には、大きくボリュームはありますが、
ニンニク本来のパンチがないため、物足りないかもしれません。
香りと味がマイルドなので、スライスやおろしにして生で薬味として使うよりも、
鱗片を丸ごと蒸したり焼いたり揚げたりした方が食べ応えが出ます。
無臭ニンニクの植え付けは間株を多くとります
■無臭ニンニクの栽培のコツ
基本的には一般的なニンニクと同じ育て方で問題ありません。
ただし、球がとても大きくなるので、株間を広くとる必要があります。
葉はとても立派に伸びてきますが、葉ニンニクとしてはあまりお勧めできません。
茎ニンニクとしての栽培にもあまり向かないため、
やはり球ニンニクのように育てるのがお勧めです。
>>無臭ニンニク ジャンボニンニクの違いは?
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培