ニンニク 芽だし作業

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ニンニク 芽だし作業

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あらかじめ芽を出してから植え付ける方法もあります

 

 

ニンニクの育て方を見ていると、
芽だし作業」という言葉が出てくることがあります。

 

この芽だし作業には2つの意味があり、
いずれも栽培方法によって必要になったり、
必要でなかったりすることのある作業です。

 

ニンニクに関する芽だし作業をご紹介します。

 

 

[ニンニク 芽だし作業]

 

 

■2つの芽だし作業

 

芽だし作業といっても、ニンニク栽培の場合は2通りの作業があります。
どちらも覚えておいて損のない作業なので、ご紹介します。

 

・生長をそろえる芽だし
1つ目の芽だしは、ニンニクの生長をそろえるための芽だしです。
ニンニクを育てる時、通常は鱗片をそのまま栽培場所に植え付けます。

 

けれど、中には発芽不良などで芽が出ないものがあったり、
まばらに芽が出て、生長に差が出てくることがあります。

 

あらかじめ植え付け前の鱗片から芽を出させておく方法が、
生長をそろえるための芽だし作業です。

 

 

マルチから芽が出ていない場合は、芽をそっと引き出します

 

 

・マルチから出す芽だし
マルチから出す芽だしは、ニンニクの芽が地上に出てきた時に、
芽をマルチから引き出す作業のことです。

 

マルチを利用したニンニク栽培の場合、
なんらかの理由でマルチに芽が引っかかることがあります。

 

これをそのままにしておくと、きちんと芽が上に伸びることができず、
傷ついて枯れてしまう原因になります。

 

地上までせっかく出てきた芽を、さらにしっかりと生長させるために行うのが、
マルチから出す芽だしの作業です。

 

 

■芽だし作業の適期と方法

 

・生長をそろえる芽だし
生長をそろえるための芽だし作業は、
鱗片を植え付ける時期と同じ頃が適期となります。

 

方法はとても簡単です。
プランターや畑、あるいはプラポットに、鱗片を浅めに植え付けるだけです。
芽が出た株は、その後移植させるので、株間は3cm~5cmほどで構いません。

 

鱗片を植え付けた時と同じ要領で管理し、芽が出揃ったものを定植します。
定植する時は、根をあまり傷めないように注意しましょう。

 

・マルチから出す芽だし
マルチから出す芽だしの場合は、ニンニクを植え付けた後、
地上に芽が出てきた頃が、作業の時期となります。

 

ニンニク栽培でマルチを利用する場合、
畝にマルチを張った後に、鱗片の植え付けをするのが基本です。

 

この場合、必ず植え付けるための隙間をあけてから植え付けますが、
何かの拍子に穴から少しずれてしまったりしていると、
芽がマルチの内側で折れ曲がることがあります。

 

マルチの内側の芽を救出するための芽だし作業なので、
栽培期間中に行うのは各株ごとに1回だけということになります。

 

すべての株の芽がマルチに引っかかるわけではないので、
当然引っかかっていない芽は、芽だし作業が不要です。

 

また、マルチを利用していない栽培法の場合も、
芽がひっかかるところがないため、作業としては不要となります。

 

芽がマルチに引っかかり、マルチを押し上げている状態の株を見つけたら、
芽が折れないように注意して、芽をマルチの穴から出してあげましょう。

 

もし穴から大きくずれている場合は、新たに穴をあけて芽を出します。
大きくずれているのに、そのまま無理に穴から出そうとすると、
大切な芽を傷つけてしまう原因となります。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培



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ニンニク栽培 Q&A

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