ニンニク 発芽 条件
ニンニクの発芽
ニンニクを栽培してみようと、種球を準備して植え付けたものの、
なぜか芽がなかなか出ないということがあります。
ニンニクはとても丈夫な植物ですが、芽が出なければ栽培も始まりません。
ニンニクを発芽させるための条件とは、どのような条件なのでしょうか。
[ニンニク 発芽 条件]
■ニンニク 発芽 条件は?
ニンニクの種球を植え付けた後、いつまでたっても発芽してこないと、
とても心配になり、あれこれと原因を考えてしまいます。
発芽しない原因は色々ありますが、
もしかすると発芽条件を満たしていないのかもしれません。
ニンニクの発芽条件を知っていれば、植え付け時期も間違えにくくなります。
紫々丸の発芽が揃ってきました
・温度
ニンニクの生育温度自体は、15度~20度くらいです。
少し冷涼な気候を好むので、暑い時期は地上部を枯らして休眠し、
秋になって涼しくなるのを待ちます。
生育温度は15度~20度ですが、発芽温度はやや高く20度~25度です。
残暑が落ち着いてきた頃、ちょうどニンニクの発芽温度となるため、
植え付けは9月~10月となっているのです。
この時期より早く植え付けると、どうしても温度が高すぎるため、発芽しません。
発芽できなかった種球は、土の中で腐敗することもあります。
そうなれば、適温になっても発芽はせず、その種球の栽培は失敗となります。
反対に、植え付け時期が遅くなっても、ある程度の温度があれば発芽します。
ところが、本格的な寒さになるまでの生育が足りず、
冬の間に傷んで弱ったり、春以降の生育が悪くなります。
適期に植え付けるのがとても重要なのは、こういった理由からなのです。
・光
ニンニクを植え付ける時、種球の上に土を5~6cmほどかけます。
意外と厚く覆土することから分かる通り、嫌光性です。
発芽するためには、暗い場所であることが必要です。
覆土が浅かったり、鱗片が明るい場所に置かれていると、
発芽が抑制される場合があります。
ただし、発芽後は日当たりの良い場所で管理します。
プランター栽培のホワイト六片、すべて発芽しています
・水
ニンニクを植え付けた後、水をたっぷりと与えますが、
実は水の有無は発芽には関係ありません。
料理用のニンニクが、何もない状態で芽を出していることから分かる通り、
ニンニクは土も水もない状態でも、芽が出ることがあります。
ニンニクは鱗片に養分や水分を蓄えているため、
発芽と発根するまでの間であれば、鱗片に蓄えてあるものだけで事足ります。
草花や他の野菜の種などは、水を含ませてから播いた方が発芽率は上がりますが、
ニンニクは水の中に浸けてしまうと、むしろ発芽できずに腐ります。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培