ニンニク さび病 食べられる?
Q:ニンニクにさび病が蔓延してしまいました。
まだ黄変してはいませんでしたが収穫しました。
ただ、収穫した、さび病のニンニクを食べて良いのでしょうか?
A:可食部に異常がなければ食べられます。
[ニンニク さび病 食べられる?]
ニンニクはとても丈夫な植物ですが、栽培期間が長い分、
栽培中に病害虫の被害が出ることもあります。
ニンニクがかかりやすい病気には、さび病や春腐病、乾腐病などがあります。
特にさび病は、地上の葉全体にオレンジがかった病斑が出るので、症状が目立ちます。
最初はわずかな症状でも、時間が経てば広がっていきます。
最悪は収穫前に枯死することもありますが、
今回は運よく収穫はできたということなので、できれば食べたいものです。
さび病に関わらず病気になったニンニクが食べられるかどうかは、かなり気になります。
・病気のニンニクが食べられるか
結論からいうと、病気にかかったニンニクであっても、食べることはできます。
病気にかかったニンニクを食べたとしても、人体に影響はほぼありません。
ただし、可食部分に異常が見られない場合に限ります。
皮を剥いた時、変色やへこみ、腐敗、カビなどが見られる場合は、処分します。
それらの症状が特に見られず、普通のキレイな鱗片が出てきた場合は、
通常と同じように使えます。
もし不安な場合は、加熱して食べると良いでしょう。
・冷凍保存がお勧め
鱗片がキレイな状態であっても、病気にかかったことによって、
保存期間が短くなることがあります。
病気にかかったニンニクを食べても人体に影響はありませんが、
病気にかかったものを長く保存していると、症状が徐々に広がってくることがあります。
また、カビや腐敗などが発生しやすい場合があります。
病気だと分かっているニンニクであれば、早めの消費がお勧めです。
量が多くてすぐに消費できない場合は、通常の常温保存ではなく、
冷凍保存しておくのがお勧めです。
冷凍することで腐敗やカビが発生しにくく、無駄になる分が減ります。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培