ニンニク栽培 追肥
ニンニク栽培では、追肥は大切な作業です
適切なタイミングと量で追肥をすると、美味で大きなニンニクを収穫できます。
ジャンボニンニク、プランターで生長中です
[ニンニク栽培 追肥]
■追肥の時期
ニンニクの追肥は、原則として2回です。
追肥をしなくても枯れずに育つことも多いですが、
全体的に小さく育ったり、球の肥りが悪くなることが多いです。
たった2回だからこそ、忘れずに追肥することで、
立派なニンニクを収穫できるようになります。
・1回目の追肥
1回目の追肥は、種球を植え付けてから1か月ほど経った頃です。
この頃になると、地上も葉が展開を始めていますし、
土の中でも根がどんどん育っています。
このタイミングで追肥を行うことで、
さらに葉や根の生育が格段によくなります。
追肥が遅れると、寒くなって休眠状態に入ってしまうため、
遅れないように追肥をしましょう。
・2回目の追肥
2回目の追肥は、年が明けて2月中旬~3月頃です。
寒い冬を越え、だんだんと暖かくなってくると、
休眠していたニンニクが再び生育を始めます。
生育を開始すると、収穫までノンストップで生長を続けるため、
この時期に与える肥料はとても重要なものとなります。
ただし、追肥は必ず3月中に済ませておきます。
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■追肥する量
追肥をする時、大きく育てようと必要以上に肥料を与えてしまうと、
その後の生育に良くない影響が出てしまいます。
追肥する時の肥料の量は、1回目も2回目も同じで構いません。
1㎡あたり大さじ3杯~5杯の化成肥料を与えるようにします。
肥料は即効性のあるもので、
粒状のものを使うと土と馴染みやすいので便利です。
マルチ栽培している場合は、ところどころに穴をあけ、
土と肥料を軽く混ぜ合わせるように与えましょう。
株のすぐ近くに直に肥料をまいてしまうと、
肥料焼けを起こすことがあるので注意します。
小さい種球は、鉢などに植えて葉ニンニクとして食べると美味です(紫々丸)
■追肥する時の注意点
追肥をする時の肥料は、窒素が多いものは選ばないようにします。
窒素が多いものを選ぶと、株が軟弱に育ったり、
病害虫にかかりやすくなったりと、プラス面がありません。
特に、春頃の一番生育が旺盛になる頃に窒素過多の状態になると、
様々な悪影響が出ます。
追肥時に窒素過多にならないよう調整し、窒素過多に気づいた時には、
水やりを減らして効かないように工夫しましょう。
◎窒素過多の症状
・二重葉
1つは、二重葉といって、文字通り葉が二枚重なったようになる症状です。
・葉の分離
葉を軽く揉んだときに、葉の表面と中が簡単に分離してしまう状態です。
2つ目の症状は、見ただけでは分かりにくいですが、
健全に育っている株と、窒素過多の状態の株では、
全く違うので分かりやすいと思います。
葉先が枯れたりしていると、一見すると肥料が少ないのかと思い、
液体肥料などを与えてしまうことがあります。
ところが、葉先が枯れたようになっている時の原因は、
肥料不足だけではありません。
肥料を与え過ぎたことで、株を傷めることもあるので注意します。
*ニンニクの植え付けは品種・地域によりますが、
一般に、9月中旬から11月一杯行えます。
地植え、プランター栽培でも気軽に育てられます。
・ニンニク栽培 追肥 液肥
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培