ニンニク入り葱油餅
■ニンニク入り葱油餅
葱油餅(ツォンヨゥピン)とは、台湾や中国で食べられている粉物料理です。
薄く伸ばした生地に、油を塗って刻みネギを散らし、端から巻いて成形します。
本来、油の部分はラードを使うのですが、
ラードを常備している家庭は多くないので、今回はサラダ油を使っています。
作り方は家庭やお店によって色々とあるようですが、今回はニンニクを加えてみました。
刻みネギだけでもおいしいのですが、ニンニクを加えることで、さらにパンチ力が増します。
ゴマ油をひいたフライパンで焼けば、ゴマ油とネギ、ニンニクの香りが部屋中に広がります。
見た目は作るのが難しそうですが、実際に作ってみると意外と簡単に作れます。
もしラードが手元にあるなら、中に塗る油はラードを使ってみてください。
さらに本格的な風味が楽しめます。
●材料
薄力粉、強力粉……各50g(または中力粉100g)
塩……1つまみ
熱湯……大さじ2
水……大さじ2~大さじ3
ニンニク……1かけ
刻みネギ……適量
サラダ油……大さじ1/2
ゴマ油……大さじ1/2
●作り方
1.ボウルに薄力粉と強力粉を入れて軽く混ぜ、そこに塩も加えます。
菜箸などを使って全体をぐるぐる混ぜたら、そこに熱湯を入れます。
すぐにぐるぐると混ぜ、ぽろぽろになったら水を加えてさらに混ぜます。
硬さを見ながら水(分量外)を加えて調整して混ぜます。
ある程度水と粉が混ざったら、手でこねます。
表面がつるっとしてきたら、ひとまとまりにしてラップに包み、1時間ほど休ませます。
2.生地を寝かせている間に、ニンニクをみじん切りにしておきます。
生地に塗るサラダ油も小皿などに入れ、準備しておきます。
生地を寝かせ終わったら、ラップをはずして2等分して、それぞれを丸めます。
台に油(分量外)を薄く塗り、生地を置いて伸ばします。
生地が薄く伸ばせたら、表面にサラダ油を塗り、
ニンニク1/2かけ分と刻みネギを散らします。
端からきつめに巻いたら、端の生地を指でつまんで留めます。
棒状になった生地を手でもみながら伸ばし、それを蛇がとぐろを巻くように巻きます。
巻き終わりはうずの中心に入れておきます。
生地を台に置き、めん棒を使って薄く伸ばします。
これを2枚作ります。
3.フライパンにごま油を入れ、中火にかけます。
フライパンが温まったら、生地を広げて入れます。
フタをして、火を強めの弱火くらいに調整し、焼きます。
片面に焼き色がついたら、ひっくり返してもう片面も焼きます。
両面に焼き色がついたら、箸を使って外側から内側に挟むように生地を寄せます。
焼きあがったら適当なサイズに切り分け、お皿に盛り付けて出来上がりです。
●ポイント
生地を伸ばす時、台がない場合はオーブンペーパーなどを敷いて成形すると、
汚れずに済みます。
生地を成形する時、打ち粉をするよりも油を塗った方が扱いやすいです。
最後に生地を伸ばす工程で、伸ばしが弱いと分厚くなるため、
最後の箸で挟む作業ができなくなります。
箸で生地を挟んで崩すことで、油と生地が層になっているのがはがれ、
パイのような独特のパリッと感が出ます。
層が出た方が食感は良いですが、寄せずに仕上げても食べられます。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培