ニンニク代用品
ニンニクはとても香り高く、漂う匂いだけで食欲をかきたてられます。
けれど、いざ料理を始めたら、ニンニクがない! なんてこと、ありませんか?
また、ニンニクは刺激が強く、食べると調子を崩すという方も少なくありません。
ニンニクを使わなくても、ニンニクの代用品として使えるものがありますので、
ご紹介していきます。
[ニンニク代用品]
■ニンニクに似た香りのものを使う
ニンニクを食べると調子が悪くなる、でもニンニクの香りは好き、
という方は、ニンニクに似た香りがする代用品を使うのがお勧めです。
ニンニクを食べた時に不調になる原因にもよりますが、
ニンニクと風味が似ているものは、意外とあるので、ぜひ試してみてください。
・タマネギ、ネギ類
タマネギやネギの仲間は、ニンニクと同じユリ科のものが多いので、
風味がニンニクとよく似ています。
また、ニンニクに含まれている成分と同じにおい成分を、
タマネギやネギが含んでいるため、食べた時に似たような味がします。
・ニラ
ニラにも独特の香りがあり、ニンニクと近い香りがします。
汁物や炒め物にニラを加えるだけで、
ニンニクを使った時のような風味が引き出せます。
・ニンニクの芽
ニンニクの芽は、ニンニクを栽培している途中で発生する、
ニンニクの花茎を収穫したものです。
もともとはニンニクの一部だったため、ニンニクとよく似た香りがします。
ニンニクよりも香りがマイルドで、具としても使えます。
■常備しておくと代用になるもの
ニンニクそのものを使った加工品を常備しておくことで、
ニンニクがない時の代用品として使えることがあります。
日持ちするものも多いので、冷蔵庫に常備しておくと安心です。
・ニンニクチューブ
いわずとしれたニンニクチューブです。
業務用サイズになると、ボトルに入っていることもありますが、
中はすりおろしたニンニクです。
必要な分だけ使えるので、とても便利です。
ただ、生のニンニクと違って、すりおろした状態のニンニクチューブは、
非常に焦げやすいです。
通常はカットしたニンニクを油で炒めて香りを出す作業がありますが、
ニンニクチューブを炒めて香りを出そうとすると、
どうしても焦げやすくなり、風味に支障が出ます。
炒め物に使うのであれば、合わせ調味料の中に加えておくのがお勧めです。
・ニンニクパウダー(ガーリックパウダー)
ニンニクをパウダー状にしたものも、スーパーなどで市販されています。
ニンニクパウダーの中には、きちんとニンニクの香りがするものと、
無臭タイプのものとがあります。
ニンニクの成分やコクだけを取り入れたい場合は無臭を、
ニンニクの香りが必要な場合は、普通のニンニクパウダーを使うようにしましょう。
・ニンニク入りのドレッシング
意外と便利なのが、ニンニク入りのドレッシングやタレです。
ドレッシングの種類によっては、ニンニクが入っていないものもありますが、
中にはニンニク風味がとても強いものがあります。
ニンニクの風味を効かせたい時に、
こういったパンチのあるドレッシングやタレを使うと、とてもおいしくなります。
また、ニンニク以外の調味料も色々と入っているため、
ドレッシングやタレを加えることで、味が決まりやすくなります。
ドレッシングはたくさん加えると、どうしても酸味が気になりますが、
少量であればあまり気になりません。
ニンニクのパンチがあるのに、さっぱりとしていて食べやすくなります。
・ニンニク入り調味料
油や醤油、味噌など、ニンニクを漬けておいた調味料を常備しておくと、
ニンニクそのものがない時に役立ちます。
油や醤油などの調味料には、ニンニクの香りが移っているため、
それだけを調味料として使っても、ニンニクの風味が料理に加わります。
また、漬けているニンニクを刻んで料理に使えるので、一石二鳥です。
ただ、醤油や味噌に漬けていたニンニクは、表面に塩分が入っているため、
油で炒めて香り出しをする時に、焦げやすい場合があります。
火加減に注意して、焼き色がつきすぎないうちに、
他の材料を加えることで、焦げるのを防ぐことができます。
■参考
・ニンニクの醤油漬け
・ニンニクのオリーブオイル漬け
・ニンニクの保存方法 冷凍
・生ニンニクの保存方法