下條にんにく

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下條にんにく

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下條にんにく

 

 

下條にんにくは、長野県が実施している信州伝統野菜認定制度によって、
信州の伝統野菜であると認定を受けている野菜の1つです。

 

つまり、長野県公式の信州の伝統野菜ということですね。
育てやすく味や品質が良いように改良し、新品種を作ることが多かったのですが、
近年は昔から作られてきた伝統野菜を復活させる動きが、各地で見られます。

 

今でもまだ市場にあまり出回ることのない下條にんにくとは、
どのようなニンニクなのでしょうか。
特徴と育て方のコツをご紹介します。

 

 

[下條にんにく]

 

 

・色・形
下條にんにくは、白い表面の皮に、
うっすらとピンク~赤紫色がのっている、美しいニンニクです。

 

薄い皮を一枚剥くごとに、赤紫色が少しずつはっきりとしてきて、
鱗片を覆っている皮までくると、濃くて鮮やかな赤紫色がとても目を引きます。

 

けれどその濃い色の皮を剥いてしまえば、中からは真っ白な鱗片が出てきます。
鱗片は意外と大きく、形も大きさも揃いやすいようです。

 

鱗片の数は6個~12個入っていることが多いため、
鱗片の数が少ないものはホワイト六片くらい立派なサイズですが、
多いものは少し小さくなります。

 

それでも、鱗片の小さな品種と比べると、鱗片が大きいことがよく分かります。
鱗片が大きい品種の良いところは、なんといっても皮が剥きやすいことです。

 

調理する者にとって、ニンニクの皮むきは時としてストレスにもなるので、
皮の剥きやすさは重要なポイントです。

 

・香りと味
ニンニク特有の食欲をそそる香りはもちろんありますが、
それより何より驚くのが、その甘さと旨みの濃厚さです。

 

一般的なニンニクの糖度が30度前後なのに比べ、
下條にんにくの場合は40度~45度もあるのだとか。

 

生のままでもその甘みやニンニクの旨みを感じることはできますが、
火を通した時の味わいは、もしかするとホワイト六片を超えるかもしれません。

 

高い糖分が火を通すことで旨みに変化するため、単品でも十分楽しむことができます。
もちろん、他の野菜や肉と一緒に調理すれば、ニンニクの香りを移した上で、
さらに旨みが凝縮したニンニクも味わうことができます。

 

ホワイト六片の場合、丸ごと揚げたものやホイル焼きにしたものなど、
火を通したものはほくほくとした食感が特徴だと言われています。

 

下條にんにくの場合は、調理法によって食感が変わるらしく、
ホワイト六片のようなほくほく感の場合もあれば、
ねっとりとした食感の時もあったり、しっとり食感の時もあるそうです。

 

まだまだ流通にのっていない品種ということもあり、
これから色々な食べ方が出てきそうです。

 

 

■下條にんにくの栽培

 

下條にんにくの栽培方法について調べましたが、詳しく書かれてはいません。
けれど、おそらく一般的なニンニクの栽培方法と同じと考えて良いでしょう。

 

ただし、下條にんにくが育てられてきた地域は、寒冷地となっています。
そこで育ってきたニンニクということは、寒冷地向きの品種である可能性があります。
運よく種球を手に入れることができても、暖地では育てにくい場合があります。

 

*地植え、プランター栽培の方法をわかりやすく書いてみましたのでご確認ください。
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培



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