ニンニク 種球 買いすぎた

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ニンニク 種球 買いすぎた

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Q:ニンニクの種球を購入しましたが、買いすぎました。
予定していた場所に植えたのですが、かなり余っています。

この種球を来年まで保存したいのですが、可能ですか?

 

A:保存は難しいです。

 

 

[ニンニク 種球 買いすぎた]

 

 

ニンニクの種球は1球から販売していますが、
栽培できるスペースの都合によって余る場合が少なくありません。

 

少ないよりはと多めに買ったものの、半分以上残ることもあります。

 

そんな時、翌年の栽培まで保存しておいたり、
食用にしたりといった方法を思いつきますが、どちらも難しいことが多いのです。

 

 

■種球の保存期間

 

まず、ニンニクの種球の保存期間ですが、
これは収穫したニンニクの保存期間と同じです。

 

ニンニクは長く保存できる食材ですが、一定の条件が満たされると、
芽や根が伸びてきて、中の鱗片がすかすかになってきます。

 

一定の条件とは、冷涼な温度や湿度ですが、
常温保存している場合、たいていは秋に芽が出てしまいます。

 

30度以上の温度を維持できれば芽はでにくくなりますが、
今度は乾燥が進んでしまい、けっきょくは鱗片がすかすかになります。

 

そのため、余った種球を翌年の栽培開始まで保存する、ということ自体が難しいのです。

 

調理に使う用のニンニクであれば、スライスやカット、すりおろした状態、
あるいは皮を剥いた状態で冷凍も可能です。

 

けれど、栽培用に保存したいのであれば、冷凍もできません。

残念ですが、栽培用の種球としての長期保存は、諦めた方が良いでしょう。

 

 

■余った種球の利用法

 

栽培用に用意した種球でも、場合によっては食用にできる場合があります。
もし食用にできるのであれば、余ったものを食べて消費するのが一番です。

 

ただし、種球の中には食用にできないものもあるため、注意が必要です。

 

また、食用にできない種球であったとしても、
狭いスペースで球ニンニク以外の目的で栽培することもできます。

 

・食用にできるかどうか
食用にできるかどうかは、
栽培用として薬剤処理していないかどうかがポイントになります。

 

スーパーで販売しているニンニクは、もともと食用なので、
栽培に使用して余った分を食べることができます。

 

また、自分で育てて収穫したニンニクを保存して種球としている場合も、
植え付け前の薬品処理を行っていなければ、食用として消費できます。

 

栽培用の種球として、ホームセンターなどで販売しているものは、
パッケージに薬品の使用が記載されています。

 

また、パッケージに「食用しないでください」と明記されていることもあるので、
よく確認しておくことです。

 

・葉ニンニクとして栽培
余った種球が、食用にはできない、けれどもったいないと感じたのであれば、
葉ニンニクの栽培に利用するのがお勧めです。

 

葉ニンニクは、文字通りニンニクの葉を収穫したもので、
ニンニクと同じ香りがあり、シャキシャキしておいしいです。

 

葉ニンニクであれば、株間も狭くて構いませんし、
芽さえ出れば収穫できる可能性が高いので、小さめの鱗片でも栽培が可能です。

 

畑の隅の余ったスペースや、プランターや鉢を使った栽培もできるので、
気軽にチャレンジできるのも魅力です。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培



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