ジャンボニンニク おいしくない
ジャンボニンニクは、少し前まではとても珍しいものでしたが、
最近はスーパーでも時々見かけるようになりました
一般的なニンニクに比べるととても大きく、
初めて見る方は驚かれることが多いでしょう。
そんなジャンボニンニクですが、
実際に食べてみると、あまりおいしくなかったという話を聞きます。
ジャンボニンニクは、元々あまりおいしくないのでしょうか。
それとも、何か工夫することでおいしくなるのでしょうか。
[ジャンボニンニク おいしくない]
■ジャンボニンニクの味の特徴
ジャンボニンニクは、見た目は大きなニンニクそのものですが、
実はニンニクではありません。
厳密には西洋ネギのリーキの仲間といわれています。
そのため、香りや味わいがニンニクとは少し異なります。
一般的なニンニクの場合、生のままでかじってみると、
独特のパンチのある香りと辛みのある味がします。
ところが、ジャンボニンニクにはニンニク特有の香りがほとんどありません。
なので、ジャンボニンニクは無臭ニンニクと呼ばれるようにもなりました。
また、ニンニクのようなパンチの効いた味や辛みもありません。
良くいえばマイルドですが、
ニンニクのあの強い香りと味を期待している人にとっては、
この風味の薄さは残念に感じるでしょう。
また、ジャンボニンニクがおいしくない理由として、
味や香りが薄い以外にも、苦みを感じるという点があります。
ネギを生でかじってみると、苦みを感じることがありますが、
これと似たような苦味をジャンボニンニクにも感じる場合があります。
ジャンボニンニクはネギの仲間なので、共通した苦味があるのも納得です。
こういったことから、ジャンボニンニクはおいしくないと感じる方が多いようです。
ジャンボニンニク、いちばん右です！
■ジャンボニンニクをおいしく食べる方法
ジャンボニンニクは無臭ニンニクとも呼ばれていて、
ニンニク特有のあの香りが苦手な方にはお勧めできます。
ただ苦味を感じるとともに、ニンニクが持つ辛味や甘みがないため、
おいしくないと敬遠する人も多いようです。
ジャンボニンニクを食べる時、食べ方によって味がかなり異なります。
ジャンボニンニクに合う調理法で料理をすることで、
ジャンボニンニクが苦手だった方も、おいしいと感じられるかもしれません。
・生食は合わない
ジャンボニンニクは、生食はあまりお勧めできません。
一般的なニンニクは、生でスライスやすりおろしを食べることがありますが、
ジャンボニンニクは生食すると、苦みが一番感じられます。
そもそも薬味として臭いの強いものと合わせて食べる場合、
ニンニクの香りが臭みを和らげてくれますが、
ジャンボニンニクにはそのニンニクの香りがほとんどありません。
そのため、臭みを消せず、さらにジャンボニンニクの苦みまでプラスされ、
余計に味が悪く感じられます。
ジャンボニンニクを、できればおいしく食べたいというのであれば、
生食は最もお勧めできない食べ方です。
煮込むと甘みが増して美味しいです
・煮込み料理がおいしい
では、ジャンボニンニクには、どのような調理法が合っているのでしょうか。
これが意外なことに、さまざまな煮込み料理に合います。
火を通すという意味では、油で揚げたり炒めたりといった調理法もありますが、
それよりも煮込みの方がおいしく食べられます。
ジャンボニンニクの仲間である西洋ネギも、
軽く炒めるよりも、スープなどの煮込み料理に使われることが多いです。
それと同じように、ジャンボニンニクも煮込み料理に使うのがお勧めです。
生では感じることができなかった、ニンニクの風味が少し増し、
さらに苦みが消えて甘みが増します。
おそらく、芯までしっかりと火を通すことで、風味が増すのでしょう。
軽く炒めただけでは火の通りが甘く、風味を出てこないのです。
同じように油で揚げる調理法も、鱗片が大きいだけに、
中までしっかりと火を通すのは至難の業です。
大きめにカットしたジャンボニンニクを具の1つとした、
スープなどの煮込み料理をぜひ作ってみてください。
ジャンボニンニクの新しい一面が見られると思います。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培
