ニンニクの芽 栽培
ジャンボニンニクの花芽
ニンニクの芽という名前がついていますが、
実はこれはニンニクの花茎=花のつく茎のことです。
ニンニクは5月頃に花を咲かせるため、花茎をのばし始めます。
その花茎を収穫したものがニンニクの芽です。
スーパーの野菜売り場では年中並んでいますが、
これはほとんどが中国などからの輸入品です。
菜園のニンニクの芽
国産の旬のニンニクの芽は、だいたい5月頃に店頭に並びます。
スーパーで売られているニンニクの芽は、まっすぐで太いですが、
それは花茎を収穫するための品種と栽培方法だからです。
ホワイト六片などの一般的な品種からもニンニクの芽は収穫できます。
花茎はまっすぐ伸びず、たいていは曲がりますが味は最高です!
[ニンニクの芽 栽培]
■ニンニクの芽 栽培
ニンニクの芽を栽培する基本は、ニンニクと同じです。
秋に種球を植え付けた後、
時々追肥をしながら日当たりの良い場所で管理します。
5月頃になると、葉の中心から花茎が伸びてきます。
花茎の先には、袋に入った状態の花芽がついています。
ニンニクの球根を収穫するために育てるのであれば、
この花茎はあまり伸ばすことなく摘み取ってしまいます。
花はかわいいですが、球根の栄養を奪います
花茎を長く伸ばして花を咲かせてしまうと、
球根の肥りが悪くなるためです。
けれど、花茎の収穫を主にするのであれば、
花茎をできるだけ伸ばしたいところですね。
ただ、あまり長く伸ばしてしまうと、
花が咲いてしまったり、茎が硬くなるので注意します。
葉の高さと同じくらいのときに摘み取ります
◎普通ニンニクの場合
茎が育ち花芽が大きくなったところで摘み取ります。
◎ジャンボニンニクの場合
茎が育ち花が咲く寸前に収穫します。
花茎の長さが、一番上の葉と同じくらいになったら、収穫適期です。
収穫は手で折るようにすると簡単に摘むことができます。
キレイに折りにくい場合は、清潔なハサミを使って切り取ります。
収穫する時は、葉を傷めないように注意します。
ニンニクの葉は、ニンニクの芽を収穫し終わった後も、
光合成をして球根を肥らせる役目があります。
ニンニクの球根が目的でなかったとしても、葉は残すようにしましょう。
収穫したニンニクの芽は、花芽の部分は硬いので折って取り除きます。
ニンニクの芽と豚肉の炒め物
冷凍ものを使っていたら、この栽培芽ニンニクに仰天!
残った花茎の部分を適当な長さに切り、
炒めものやスープ、天ぷらにすると極上の旨みです!
ニンニクの球根狙いで栽培しても、
ニンニクの芽は、じゅうぶん収穫できます。
育てるなら、両方味わうのが楽しさ倍増です。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培