ジャンボニンニク プランターの栽培
ジャンボニンニク プランターの栽培
ジャンボニンニクは、一般的なニンニクに比べて鱗片が大きく、
ニンニク特有の強い香りが少ないのが特徴です。
そのため、ニンニクの香りが苦手な人にも人気が高いです。
「エレファントガーリック」とも、呼ばれます。
ジャンボニンニクは球が大きく育つ分、
プランター栽培が難しいと思われがちですが、そんなことはありません。
プランターを使えば、庭はもちろん、ベランダで栽培することができます。
一般的なニンニクを育てるのと難易度も変わらないので、
ジャンボニンニクが好きな方は、ぜひ育ててみてください。
ジャンボニンニクの育て方は一般的なニンニクと、ほとんど変わりません。
植え付け時期や方法、水やり、追肥などの作業も同じ方法です。
手入れをするタイミングや内容もほぼ変わりませんが、
大きなジャンボニンニクを収穫するコツがありますのでご紹介します。
[ジャンボニンニク プランターの栽培]
1.種球選びをしっかりと
ニンニク栽培は、種球選びがとても重要です。
良い種球を選んで植え付ければ、
良いニンニクを収穫できる可能性が高くなります。
粗悪な種球を育てても、良いニンニクに育ちにくいです。
ジャンボニンニクの場合も同じで、
種球の良し悪しで、収穫に影響が出ます。
◎良い種球のポイントは?
・持ってみてずっしりと重みがある
・鱗片の大きさが揃っている
・害虫の食害痕や病気の症状が見られない
ずっしりと重いものは、栄養が詰まっているので、よく生長します。
鱗片の大きさを揃えると、ニンニク同士の生育も揃います。
生育が揃うと、周りのニンニクと競争しながら育ち、株が強くなります。
病害虫の痕があるものは、栽培中に症状が出やすいので避けるようにします。
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2.プランターは大きいサイズを
ジャンボニンニクは畑だけでなく、プランターでも育てることができます。
この場合も、栽培中の管理方法などはニンニクとほとんど同じです。
ただし、育てるプランターのサイズは、標準プランターより、
ジャンボニンニクに合わせて大きめのものを選ぶと良いです。
一般的なニンニクに比べ、ジャンボニンニクは鱗片が大きいのが特徴です。
植え付ける時、鱗片は深さ4~5㎝に植えます。
*一般的なニンニクであれば、深さが20cmほどあるプランターでも、
育てることができますが、ジャンボニンニクにはやや狭いです。
20cm以上の深さの深型プランターを選ぶと収穫も良くなります。
ジャンボニンニクは、大きいだけあって葉の幅も広く、
球が肥大した時の大きさも大きくなるので、株間も十分にとります。
一般的なニンニクが株間10cm~15cmほどで育てられるのに対し、
ジャンボニンニクは株間が20cmほど必要となります。
65cmサイズの標準プランターで育てる場合、
ジャンボニンニクは3~5つの鱗片しか植えることができません。
幅はもちろん、奥行が少し広いジャンボプランターであれば、
2列か3列にして植え付けることもできます。
株間が十分でないと、生育が悪くなることがあるので、注意しましょう。
*管理人は、深型プランター 、
サイズ:700×300×320(mm)容量:36L を使っています。
3.窒素過多に注意する
ジャンボニンニクは、一般的なニンニクに比べて葉が広く、大型に育ちます。
そのため、窒素が多い状態になると、過繁茂になりやすくなります。
大きく育つのは良いことのように見えますが、実は問題が起こりやすいです。
想定以上に大きく育ってしまうと、株間が狭くなって風通しが悪くなります。
ニンニクは風通しの悪さによって病害虫にかかりやすくなります。
また、地上部に養分が使われ、土中の球に栄養が回らないこともあります。
肥料は窒素・リン酸・カリが同等のものか、
リン酸が多めのものを選ぶと、窒素過多になりにくいです。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培 ←詳細版です、ぜひご覧ください。
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培